Meaning Gap Card
ワークショップの最終成果物または振り返り用として、シート(Meaning Gap Card)に整理することも効果的です。
シートの項目(参考例)
- テーマ(出来事)
- 意味:自分にとっての意味、相手にとっての意味
- なぜ違うのか
- 理解と解釈:相手の意味をどう理解したか、相手の意味をどう解釈したか
- 統合と協働行動:統合できる新しい意味、意味に基づく協働行動
個別企業、支援団体や業界団体、ITベンダーの皆様の目的やご要望に応じて、研修の企画と実施をご支援します。

MGIMが目指すのは、複数主体間に生じる意味の差異を「意味ズレ」として捉え、この意味ズレは「問題」ではなく「起点」として、異なる意味を認識し、その違いを活かしながら、協働可能な新しい意味を形成することです。
組織には、経営者、管理職、現場、営業、技術、スタッフなどの異なる立場があり、立場が異なれば同じ出来事に対する見方や価値判断が異なることは自然です。
問題となるのは、意味の違いが認識されないまま、意図や行動の違いとして表れ、組織の協働を阻害する場合です。
そのため、ワークショップ実施に当たっては、特に以下事項に留意してください。
なお、意味ズレの背景要因を認知的・価値的・利害的・アイデンティティ的に整理しますが、対話を促進するためのMGIM上の分析カテゴリーであり、意味ズレを網羅的に分類する固定的な類型論を意図するものではありません。
想定する参加者
参考時間:240分(4時間)
必要な備品(チーム当たり)
本ワークショップは、参加者の本音や対立を扱うため、進行役(ファシリテーター)の関わり方が成果を大きく左右します。
目的:テーマ(出来事)に関する意味の差異を言語化し、誰と誰の間に、どのような意味の違いが存在するのかを可視化する。
成果物:意味ズレカード(意味ズレの検出)
完了基準:異なる主体が形成している意味が具体的に言語化され、「誰が・何を・どのように意味づけているか」と、その間に存在する意味の差異が可視化されている。
手順:本音を赤色の付箋に記入(1枚1項目)してボードに貼る。
留意事項
ファシリテーターの役割
目的:お互いの背景や立場、考え方の違いを理解し合う。
成果物:背景要因カード(意味の相互理解)← 説明・理解と分類のみ
完了基準:各主体が「なぜその意味を形成したのか」を相互に説明・理解できている。
手順:赤色の付箋を4つのズレ要素に分類しながら、意味ズレの背景にある要素について対話を促進する。
留意事項
ファシリテーターの役割
目的:異なる主体が形成している意味やその背景を保持しながら、それぞれの意味を相互に接続可能な表現へ変換する。
成果物:意味接続カード(意味の接続)
完了基準:異なる意味の背景を保持したまま、相互に接続可能な表現に変換されている。
手順:背景要因カード(赤色の付箋)を複数主体が相互に接続可能な意味表現に翻訳し、黄色の付箋に記入して貼る。
留意事項
ファシリテーターの役割
目的:協働可能な新しい意味を形成する。
成果物:新しい意味カード(協働可能な行動案)+意味に基づく協働行動案
完了基準:複数の意味の重要要素を保持した新しい意味が形成され、参加者がそれを自分の立場から理解し、協働に活用できる方向性を共有できている。
手順:共通の意味(黄色の付箋)を「新たに始める」と「現状を止める」に分類し、必要により集約して協働可能な意味を青色の付箋に記入する。
留意事項
ファシリテーターの役割
ワークショップの最終成果物または振り返り用として、シート(Meaning Gap Card)に整理することも効果的です。
シートの項目(参考例)

ワークショップの実施結果は、MGIM成熟度尺度(MGIM-MS)による自己評価にも活用いただけます。
ワークショップを実施しても意味の統合がうまく進まない場合の対処法は、「意味停滞への対策」ページで解説しています。
本ワークショップを実施された組織様には、ワークショップに関するご感想や改善事項に加え、任意で匿名化した実施結果(検出された意味ズレの傾向、統合に至った件数など)をATY Japanまでご共有いただけますと幸いです。
ワークショップの改善、MGIMの研究発展に活用させていただきます。
※ MGIMの研究・利用について
意味ズレ統合モデル(MGIM)の著作権・名称の権利はATY Japanに帰属します。
研究・教育等における引用・検討・発展的利用を歓迎します。(引用の際は出典を明記してください:八百幸 孝昌「意味ズレ統合モデル(MGIM)」ATY Japan)。
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