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国内の電機8社の2011年度(平成23年度、2011年4月~2012年3月)決算を整理しています。
国内の電機業界は、
欧州及び東アジアの景気減速や為替円高、タイの洪水による部品調達の逼迫に、総崩れしたテレビ関連事業がさらに追い打ちをかけ、国内の電機各社は苦境に立たされています。
2011年度通期の最終損益は、以下の通りです。
- ・重電系総合メーカー3社は通期で最終黒字
日立製作所(3,471億円)、三菱電機(1,120億円)、東芝(737億円)
- ・弱電系家電メーカーの3社は大赤字
シャープ(△3,760億円)、ソニー(△4,567億円)、パナソニック(△7,722億円)
- ・ITサービス事業中心の2社、富士通(427億円)、NEC(△1,102億円)
電機とITの決算 ≫ 電機8社の2011年度(平成23年度)決算まとめ
2012. 5.16 国内電機各社の2011年度(平成23年度)決算にみる各社の海外売上
- ・テレビ関連事業が総崩れした状況の中、新興国を中心に自動車関連や社会インフラなどを展開してきた企業には売上確保の軸となっています。
2012. 5.11 国内電機の決算まとめ 2011年度通期決算と2012年度予想
- ・日立以外の7社が減収減益(内4社が大幅赤字)、パナソニック過去最悪に対し日立は過去最高益
2012. 5. 5 三菱電機とシャープの2011年度通期決算と2012年度予想
- ・両社とも、液晶テレビなどの落ち込みが影響し減収減益
- ・三菱電機は125億円の最終赤字、シャープは3,760億円の最終赤字
2012. 5. 3 富士通とNECの2011年度(平成23年度)通期決算と2012年度予想
- ・両社とも前年度に対し減収減益
- ・携帯電話の売上げが、富士通は大幅増、NECは大幅減で業績に影響
2012. 3.10 従業員の平均年齢 国内電機及び主なネット系企業
- ・日立製作所が39.9歳で一番若く、パナソニックが44.6歳で一番高く、国内ネット系企業は30歳前半となっています。
2012.2.4 国内電機8社の決算 2011年度 第3四半期と通期予想
- ・第2四半期に総崩れしたテレビ関連事業がさらに深刻さを増した上、堅調だった重電や産業機器事業にも陰りが見え、電機各社は苦境
2012. 1.31 富士通の決算 2011年度(平成23年度)第3四半期
- ・2012年3月期業績予想を全指標で下方修正、連結当期純利益は350億円
(対前年から200億円減、前回予想から250億円減)
2012. 1.30 NECの決算 2011年度(平成23年度)第3四半期
- ・通期業績予想を下方修正、連結当期純損益は1,000億円の赤字
- ・国内外で1万人規模の人員削減
2011.11. 2 国内電機8社の決算 2011年度 第2四半期と通期予想
- ・テレビ関連の事業が総崩れしている一方、重電や産業機器関連事業が堅調な業績を示しています。
2011.10.31 富士通とNECの決算 2011年度(平成23年度)上期と通期予想
- ・欧州を初めとする金融市場の混乱から海外での回復ペース減速、新興国向け輸出増勢の鈍化傾向、円高の影響などにより、成長率が鈍化。
- ・通期予想も下方修正。
2011. 8. 1 国内電機8社の決算 2011年度 第1四半期と通期予想
- ・東日本大震災や為替変動の影響の中、総合電機企業が先行して収益力を回復しているようです。
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