書籍 セレンディピティ(Serendipity) 点をつなぐ力 | クリスチャン・ブッシュ(著)

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セレンディピティ(Serendipity) 点をつなぐ力
The Serendipity Mindset : The Art and Seience of Creating Good Luck

クリスチャン・ブッシュ(著)、土方 奈美(翻訳)
出版社:東洋経済新報社 (2022/2/4)
Amazon.co.jp:セレンディピティ(Serendipity)

 

  • あらゆる人が活用できる、幸運をはぐくむ科学とは?

    一流の人には見えている、「運」を「結果」につなげる方法がわかる!

    あなたの人生とビジネスに圧倒的な違いをもたらす、究極の思考法を解明!

 

本書は、ニューヨーク大学(NYU)とロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)で、パーパス・ドリブン・リーダーシップ、イノベーション、アントレプレナーシップを教える著者が、予想外をポジティブにとらえ、点と点をつなげ、圧倒的な成果を生み出してきた人はどこが違うのか、その思考と行動の秘密を科学的に明らかにした一冊です。

すべての方々にとって、予想外の事態を恐怖ではなく最高の機会に変え、人生を変えるマインドセットを手に入れるうえで大変参考になります。

 

本書は10章で構成しており、予想外の事態を脅威から喜びの源泉へと転換し、人生をより良く生きるための希望と戦略を示しています。

  • ・第1章では、単なる幸運とセレンディピティとの違いを示したうえで、セレンディピティとは点と点を見つけ、結びつける能力がもたらす、能動的で「スマートな」幸運であるとして、セレンディピティの3つの類型と特徴を解説しています。
  • ・第2章では、予想外の要因を過小評価する、起きた事象を事後合理化するなど、セレンディピティを阻害する可能性のある4つのバイアスを紹介しています。
    バイアスは、予想外を意識的に見ようとすること、意思決定が実際にどのように行われるかをとらえ、正当に評価すること、そして脳内のツールボックスに新たなツールを追加することによって克服できることを示しています。
  • ・第3章では、セレンディピティを育み、オポチュニティ・スペースを広げるような思考プロセスや問題解決として、世界を見る枠組みを変える「リフレーミング」について解説しています。
    観察力や注意力を高め、あらゆる分野に強烈な好奇心を持ち、問題を限定的に定義しないことなど、具体的な取り組み方法を示しています。
  • ・第4章では、オポチュニティ・スペースを生み出し、活用するための心構えとして、潜在的なトリガーを発見し、点と点を結びつけたいという思いを持つことの重要性を語っています。
    全体的な意欲あるいは「目指すべき方向性」があること、自ら行動を起こし未来について考えるといった主体的行動の重要性を説いています。
  • ・第5章では、セレンディピティはプロセスであるとして、プロセスを支えるトリガーを生み出し、発見し、点と点をつなげる方法について解説しています。
    会話の中に釣り餌をちりばめたり、セレンディピティ爆弾を仕掛けたりといったトリガーの種をまく方法に加え、誰かと話すたびに聞いたことを他の分野で学んだことと常に結びつける努力で点と点をつなげることができることを具体的に示しています。
  • ・第6章では、好ましい偶然を好ましい結果に変える方法として、粘り強さ、レジリエンスを高め、自らの置かれた状況に価値を見出し、選別する能力について解説しています。
    点と点をつながりが成果に結びつかないと気づいたときには見切りをつけ、モノになりそうだと感じた時には諦めず、粘り強く取り組み、バランスの良い判断をするために自己距離化のスキルを身に着けることの必要性を説いています。
  • ・第7章では、セレンディピティの複利効果は資産の複利効果と同様にベースレベルが高いほど加速度的に膨らんでいくとして、人的ネットワークとセレンディピティについて解説しています。
    自分がどのような人や集団とつながるべきか意識を高め、、自分がすでに持っている社会的資本を認識するところから始め、自らコミュニティを立ち上げる時にはさまざまな方法で代理的信頼を生み出すなどの方法を示しています。
  • ・第8章では、どのような人材やリソースが必要になるかはわからない状況において、個人、組織、都市として、予想外の事態に対処する方法について解説しています。
    キャリアの中で予想外や普通でないことを安心して自由に追求し、組織では心理的に安全な環境をつくり、改善点を積極的に提言するよう求め、チームとしての取り組みやコミュニティシップ構築の重要性を説いています。
  • ・第9章では、セレンディピティ・プロセスの構成要素(セレンディピティ・トリガー、点と点を結ぶ、賢明さ、粘り強さ)を測るためのセレンディピティ・スコアを紹介しています。
    自分の現在位置やその後の経過を確認することができるだけでなく、何に集中すべきか意識するのに役立ちます。
  • ・第10章では、これまでの章のまとめとして、全体を整理しています。
    主体的に、賢く運を引き寄せるためのマインドセットを身に着け、環境を整えるための努力することの必要性、組織にとっては「集団的セレンディピティ・マインドセット」あるいはそれを発展させた「ダイナミック・ケイパビリティ」を獲得することの重要性を語っています。

 

本書の目的は「予想外」に対してオープンな姿勢を身に着けることだ。

予想外への備えをして、先入観を排除すれば、(幸運か悪運かにかかわらず)運に振り回されなくなる。

運は育み、方向性を与え、人生のツールとして活用できるのだ。

セレンディピティの科学において、運はつかめるもの、コーチングできるもの、そして生み出すことのできるものだ。

つまり学問や技能の教育研修プログラムを見直すことで、多くの人にセレンディピティのプロセスに自ら影響を及ぼし、使いこなす力を与えることができる。

 

セレンディピティ(Serendipity)

セレンディピティは、「予想外の事態での積極的な判断がもたらした、思いがけない幸運な結果」のことを言う。

単に身にふりかかる偶然ではなく、点と点を見つけ、つないでいくプロセスである。

セレンディピティは、私たちが内に秘めた本当の可能性を解き放つ手段であり、さまざまなペルソナ(人格)を獲得してさまざまな人生を歩むことのできる世界で、自分に何ができるか探求する手段でもある。

特定の能力を習得するといった話ではなく、常に変化する能力を養うことである。

しかし、受動的に運を受け入れる姿勢から、自ら積極的にスマートラックを生み出す主体に変わり、予想外の変化を成功のチャンスにする心構えを持ち、そして意味と喜びを見つけることが重要となる。

そして、セレンディピティを育み、機会や価値を生み出すのに活用できるような状況を家庭内、コミュニティ、組織のなかにつくることである。

セレンディピティは、日常のささやかな場面から人生を変えるような大事件まで、日常生活のなかにもあふれている。

日常のなかで偶然何かが起き、それに気づき、注意を払い、もともと知っていた一見無関係な事実とを結びつけ、主体的に対応することで、それまで存在することすら気づいていなかった問題の解決策が見つかる。

「予想外あるいは一見無関係の出来事や事実を結びつける」というのが能動的セレンディピティの根幹である。

セレンディピティで重要なのは、予想外の出会いや情報の価値を認識し、活用する能力である。

偶然の出会いというのは単発的な出来事であるのに対し、セレンディピティはプロセスである。

 

セレンディピティ・マインドセット

セレンディピティ・フィールド

『セレンディピティ(Serendipity) 点をつなぐ力』を参考にしてATY-Japanで作成

 

セレンディピティ・マインドセットは、強力な影響要因に気づき、つかみ、活用する能力を伸ばす。

セレンディピティ・マインドセットとセレンディピティに適した状況を生み出す能力は、私たちや子供世代、さまざまな組織にとって欠かせないライフスキルである。

セレンディピティ・マインドセットを身に着けることは、個人にとって胸躍る対象を見つけ、生きがいを感じる契機となるだけでなく、人類にとって必要な進化である。

セレンディピティ・マインドセットは、圧倒的な成功と幸福を手にした人びとが、有意義に生きるための支えとしてきた人生哲学であると同時に、私たち一人ひとりが身に着けることのできる実践的能力でもある。

成功し、幸福な人びとの多くは、本能的に「セレンディピティ・フィールド(自らの意思でセレンディピティが生まれやすい場)」とでもいうべきフォーカス・フィールド(力場)を生み出している。

組織、人脈、物理的空間を見直すことなどによって、セレンディピティが生まれやすい状況を生み出すことができ、セレンディピティ・マインドセットと適切な状況を組み合わせることで、セレンディピティの育つ「セレンディピティ・フィールド」は豊かになる。

 

セレンディピティの3つの類型と3つの特徴

類型1.アルキメデス型:解決したい問題への予想外の解決法

  • ・「既知の問題」あるいは困りごと(風呂の故障、理想の仕事探し)が解決することで、解決策は予想外のところから生まれるのが特徴である。
  • ・起業家にとって偶然の出会いや予想外のユーザーからのフィードバックに基づいて方向転換するのは当たり前で、大企業でも起きている。

類型2.ポストイット型:別の問題への予想外の解決策

  • ・問題を解こうとしていて、まったく違う、あるいは存在すら認識していなかった問題への解決策を偶然見つけることで、計画していたルートとはまるで違った方向に進むことになるが、到着するのがすばらしい場所であることに変わりはない。
  • ・まったく新しい問題への予想外の解決策に対してオープンな姿勢を持っていると、予想もしていなかったような新境地が拓けることも多い。

類型3.サンダーボルト型:予想外あるいは潜在的問題へのたなぼた的解決策

  • ・問題の解決策を探してもいない、意識的努力がまるで行われいない状況で起きる。
  • ・空を走る稲妻(サンダーボルト)のようにまったく予想もしていなっかたタイミングで起こり、そこから新しい機会が生まれたり、それまで誰も意識していなかったタイミングで起こり、そこから新しい機会が生まれたり、それまで誰も認識していなかった、あるいは解決しようとしていなかった問題への解決策が生まれたりする。

 

3つの特徴

  • ・セレンディピティ・トリガー
    ある人に何か想定外、あるいは普通ではないことが起こる。
  • ・点と点の結合(バイソシエーション)
    その人がトリガーをそれまで関りのなかったことと結びつけ、一見偶然のような出来事や出会いに価値があるかもしれないと気づく。
  • ・洞察、イノベーション、新しい手法、問題への新たな解決策などの実現した価値は、もともと期待されていたものでも、誰かが探していたものでもなく、完全に予期せぬものである。

 

妨げになる4つのバイアス

私たちは指数関数的(不測の事態)ではなく、直線的(計画通り)にモノを考える傾向があるために、予想外のことが起こり得る可能性を過小評価しがちであるが、私たちが気づくかどうかにかかわらず、予想外のことは頻繁に起きている。

セレンディピティへの最大の障害は、私たち自身の世界に対する先入観、無意識のうちに思考を操作し、セレンディピティの可能性を封じてしまうバイアス(思考の偏り)にある。

人生の重要なターニングポイントの多くはセレンディピティがもたらすもので、私たちが後付けで解釈を加えるだけである。

 

バイアス1.予想外の要因の過小評価

  • ・予想外のこと、ありそうもないこと、とんでもないことはしょっちゅう起こるが、重要なのは、それが有益なときに気づくことができるか、それをつかみ、育むことができるかである。
  • ・想定外の要因が「目に入らない」のはそもそもその存在自体に気づいていないためであるため、常に視野を広げ、起こるかもしれない予想外の良いことや有益なことを待ち受ける。
  • ・予想外のことへのオープンな姿勢は、運を引き寄せ、セレンディピティを経験するためのカギとなるため、重要なのは予想外の状況を認識する能力を養うことである。

バイアス2.多数派への同調による自己規制

  • ・多数派の意見に従う人が多いのは当然と言え、みんなの意見が一致していれば安心であり、大勢の人が集まると正確な意思決定が可能になる。
  • ・常識的な予想を立てる人ほど予測の精度が高く、コンセンサスは正しい可能性が高いが、よく考えすに群衆の英知を否定し、一匹狼の言説を信じるのは無分別である。
  • ・集団は個人より優れた判断をするという説は個人の判断から独立性が失われ、群れの心理はセレンディピティを阻害するが、多数派の意見を無視することにはリスクがある一方、常に疑問を抱くことは重要である。

バイアス3.事後合理化・知恵の功罪

  • ・予測と同じように、計画が成功の要因となることはめったになく、経営学や経済学では、成功の50%は「説明のつかない分散」に起因することが明らかになっている。
    過去に対するとらえ方を「事後合理化」と言い、過去の出来事を実際よりも予測可能だったと考える傾向の「後知恵バイアス」と密接なかかわりがある。
  • ・セレンディピティは単一の事象ではなくプロセスであり、たいていはインキュベーション(孵化)に長い時間がかかるため、自らの過去からセレンディピティの痕跡を消し去ってしまうと、それが再び起きたときに見つけるのは難しくなる。
  • ・私たちは常にすべてをコントロールしてきたかのような、直線的なストーリーを語るように習慣づけられていて、後から都合の良いように話を修正することもある。

バイアス4.機能的固定化にご用心

  • ・セレンディピティでは、知識や専門能力は両刃の刃である。
    専門知識は脳内で整理され利用しやすくなっているため、特定分野に豊富な知識があれば他の人が見逃してしまうようなバイソリューションやつながりに気づく可能性は高くなるが、専門知識は「機能的固定化」にもつながりやすい。
  • ・企業も個人も、自らが習熟し、価値を生み出す源泉となる「コアコンピタンス」に誇りを持つのは当然であるが、それが頑なさにつながらないように注意する必要がある。
  • ・特定の心的モデルにとらわれ、何が可能か、どんなことならあり得るのかを自由に考えられなくなるのを避ける方法は、頭の中にたくさんのモデルを持っておくことで、さまざまな事実を結びつけ、そこから意味を見出していく「格子状の思考」が必要である。

 

今日ような不確実な時代には、多くの人が拠りどころとしてドグマ(固定的な信条)に頼ろうとする。

それに対し、本書は別の生き方を示す。

人生で何が起ころうとも柔軟に対処するためのセレンディピティ・マインドセットと、それと対になるセレンディピティ・フィールドを生み出すのだ。

それは豊かな人間関係や生きがいや帰属意識を人生の中心に据えることを意味する。

あなたはこれまでそんなふうに世の中を見たことがなかったかもしれない。

そうだとしたら、この新たな枠組みがさまざまな重要な問いと向き合うきっかけになればと思う。

それに答えることが、あなたのまわりの人がより幸せで充実した、成功に満ちた人生を送るのに役立ってほしい。

これはゴールではなくプロセスであり、静的なソリューションではなく、ダイナミックなスキルである。

そして筋肉と同じようにこのスキルは適切なトレーニングを積むことで向上し、日常の一部になるだろう。

 

まとめ(私見)

本書は、主体的に、賢く運を引き寄せるためのマインドセットを身に着け、環境を整えるための努力をすべきとして、多くの事例や理論およびツールを紹介しながら、セレンディピティを理解し、生み出し、育むための方法を示した一冊です。

セレンディピティが生まれるメカニズムを解明する科学的研究、世界各地で自分と周囲のためにセレンディピティを起こした人びとの事例を紹介しています。

幸運な偶然をどうすれば起こりやすくし、活用し、持続させることができるかを総合的に示していますので、たとえ予測するのは不可能でも、自分や周囲の人びとの未来を自ら創造していきたいと思う人にとって、大変参考になります。

 

本書の前提にあるのは、すべてを綿密に計画しようとすることではなく、「予想外の状況を受け入れ、人生の巡り合わせを最大限活かす」ことにあります。

明日何が起きるかすら予想できない世界においては、的を得ているように感じます。

そこで、本書では、自分たちにコントロールできること、自分とまわりの人のためにセレンディピティを育む方法、人生における好ましい偶然を増やし、育み、活用するための方法を考察しています。

人生やビジネスにおける巡り合わせ、幸運、偶然といったものを、コントロール不可能な要因から、自分のため、社会のために活用できるツールへと変える方法を紹介しています。

 

なお、本書では、セレンディピティの3つの類型と特徴に加え、セレンディピティを阻害する可能性のある4つのバイアスを詳細に示しています。

特にバイアスは、予想外を意識的に見ようとすること、意思決定が実際にどのように行われるかをとらえて正当に評価すること、そして脳内のツールボックスに新たなツールを追加することによって克服できるとしています。

さらに、セレンディピティが生まれる背景にはいくつかの明確なパターンがあるとして、世界を見る枠組みを変える「リフレーミング」が重要として、プロセスを支えるトリガーを生み出し、発見し、点と点をつなぐ方法について詳細に解説しています。

 

本書の大部分は自らの人生や他者の人生において、セレンディピティを生み出していくために個人として何ができるのかを示していますが、セレンディピティの発生しやすい条件を生み出すために、組織や政策の役割についても言及しています。

急速に変化する世界において、次に何が起こるか、どのような人材やサービスが必要になるのかわからない状況にあるからこそ、個人として、組織として、都市として、予想外の事態に対処する方法を考えていくうえでのヒントとなります。

セレンディピティのバイアスの一つの事後合理化(後知恵の功罪)に紹介している、事業計画が成功の要因となることはめったになく、成功の50%は「説明のつかない分散」に起因しているとしたら、企業もセレンディピティ・マインドセットを持つ生命体とならなければなりません。

企業活動の中に主体的なプロセスとして組み入れ、セレンディピティ・トリガーを発見し、点と点を結合し、粘り強く活動していけば、新たな価値を見出して、イノベーションや新たなビジネスの創出ができるはずです。

しかし、ネガティブ・セレンディピティ(ゼンブラニティ)も、セレンディピティと同じように積み重なっていくようです。

例えば、権力の距離が大きい環境では組織階層の壁を突破するのは難しく、年功序列型の文化においては年配者と若者の間でセレンディピティは起こりにくくなります。

そして、不測不可能な状況への耐性が低い文化では、リスク管理を徹底し、「唯一無二の事実」しか受け入れない傾向が強く、セレンディピティを封じ込んでしまう可能性があることを指摘しています。

 

セレンディピティ・マインドセットを身につけることによって、以下が実現できるとしています。

  • ・他の人には断絶しか見えないところに橋が見えてくる。
  • ・予想外の事態が脅威ではなく、喜び、驚き、生きる意味の源泉となる。
  • ・人生において、幸運なサプライズが頻繁に起きるようになる。

セレンディピティ・マインドセットとは、世界をどのような枠組みで見るかの問題となります。

そのためには、自分の核となるモチベーションを持ち、点と点を発見して結びつけ、機会に変え、それを加速し、倍増させていかなければなりません。

そして、心の中に持っているバイアスへの警戒を怠ってはなりません。

 

セレンディピティを起こしやすくするのは、主体的、ユーモア、新たな経験へのオープンな姿勢、斬新なアイデアを試すことへの意欲といった習得可能な特性にあるようです。

そうであれば、自ら行動を起こし、未来について考えるといった、主体的に行動することによって、セレンディピティの起こりやすい状況を生み出し、障害を克服するのに役立つことになります。

 

人生は、完全に計画通りにはいかないが、完全に運任せでもありません。

また、偉大なビジネスも、世界を変える科学的発見も、計画通りに生み出されたものは多くないようです。

そこには、予想外の事態がともなっていますが、その予想外をポジティブにとらえ、点と点をつなげた人が、幸運を手にすることができるのだと思います。

本書は、生きる情熱を取り戻し、予想外の事態を最高の機会に変え、人生を変えるマインドセットを手に入れることができる一冊です。

 

目次

序 章 セレンディピティ:世界を動かす隠れた力

第1章 単なる幸運とセレンディピティの違い

第2章 妨げになる4つのバイアスを自覚する

第3章 「リフレーミング」で感度を高める

第4章 自らセレンディピティを求めるには

第5章 トリガーの種をまき、点をつなげる方法

第6章 好ましい偶然を好ましい結果に変える方法

第7章 人的ネットワークとセレンディピティ

第8章 組織のセレンディピティを高めるには

第9章 あなたのセレンディピティ・スコアをつける

第10章 賢く運を引き寄せるためにできること

 

参考

セレンディピティ 点をつなぐ力 | 東洋経済STORE

クリスチャン・ブッシュ | 著者ページ | 東洋経済オンライン

 

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    Amazon.co.jp:セレンディピティ(Serendipity)

 

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