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以前から提案していた清酒メーカのコミュニティサービス構築の第一歩がスタートしそうです。
先日、役員会でプレゼンし、全体構想の承認と第一ステップ開始の合意を得ました。
概要は以下の通り。
第一ステップ:ブランド認知と顧客誘導・ECに向けた、携帯サイト構築とPCサイト強化
第二ステップ:コミュニティサイト構築
第三ステップ:酒に係る総合情報サービス構築
プレゼンでは、特に以下のポイントに絞り説明をし、役員からも前向きな質問が飛び交い、有益な議論ができました。
1.Web時代におけるマーケティング(プロモーション)の変化
2.メーカとして、酒の消費拡大に向けた多様な取組みの必要性(使命)
- ・メーカとしてのプロモーションのあり方
- ・小売・消費者を巻き込んだ消費土壌の確立のあり方
3.PC(デスクトップ)と携帯(モバイル)の購買行動の違い
- ・次の行動に誘導するための適切なコンテンツやサービス案
4.酒に係る総合情報サービスのイメージ
- ・今後構築する仕組みを他の小売やメーカへサービスとして提供
特に今後の方向性として、本業の酒造に加え、「ビジネスのサービス化」を狙うかどうかに議論が集中しました。
メーカとして単に酒という商品の開発・提供だけではなく、酒に係る情報提供から購買の仕組みをサービスとして、他の小売やメーカに提供するというものです。
創業から約500年、この清酒メーカの戦略の分岐点は多くあったに違いない。
清酒醸造に加え、輸入ビールの取り扱い、地域と連携した原料から商品までの一貫醸造とワイナリーを核とした観光等、これまでカテゴリーを拡大してきました。
今回は、消費者←小売・(卸)←メーカのビジネスモデルをITを利用して変えていこうとするもの。
このメーカの戦略分岐点の一つに係ることができて、ワクワクする反面、大きなプレッシャーを感じます。
酒販を取り巻く酒業界の特性は、古くから確立されています。
しかし、消費者のお酒の楽しみ方の多様化、ディスカウントを含めた小売の業態変化等変化の激しい中で、メーカとしても対応策を模索しています。
このメーカとしても、戦略立案と遂行、そのための組織改変等の課題もあります。
そして、今後に仕組みを構築していくためのITや開発手段、そして運営体制等、我々側からの提案も必要となってきそうです。
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