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「適材適所」が本当に実現できれば、企業は強くなるだろう。
しかし、個人を適正に評価することは極めて難しい。
「適材適所」は結果論であって、恒久的ではなく変化するものだと思う。
そのため、人材の配置は現場に任せるべきだと思う。
現場と言っても、事業部長クラスが人から聞いて決めるのではなく、現場部門長同士が話し合って決めるべきだと思う。
そこに本人の意向を聞く機会があれば、なお良いと思う。
新たな組織をつくるのであれば、公募制にするのも有効だろう。
往々にして、トップは信頼する部下に聞く、聞かれた部下はその信頼する部下に聞く・・・
次々と信頼する(お気に入りの)部下に聞くため、偏った組織ができる。
これでは、意味が無い。
一方、「適材適所」を口にして、自分のポジションに不満を言っている人を見かける。
これは、甘えだと思う。
適所は、ある程度の業務経験を積んで、成功や失敗を積み重ねた結果見えてくるものだと思う。
- ・30代後半まで:好きな(得意な)仕事 ≠ 適所
- ・以降:好きな(得意な)仕事 = 適所
優秀な人は、どんな環境にでも対応できるし、必ず結果を出す。
ダメな人は、どこにいってもダメ。
そこで企業は、優秀な人をつなぎとめておく努力も必要であり、そのためには、企業が期待する業務の優先順位を明確にして、優秀な人に伝えることが必要であろう。
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