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大きな伸びが期待できる緑茶市場
茶系飲料では、緑茶、紅茶、ウーロン茶、ブレンドティの4品目がメインで、2000年にはそれぞれ2,000億円前後の市場でした。
その後、紅茶、ウーロン茶、ブランドティが低迷する中で緑茶は急成長し、2004年の市場規模は、紅茶、ウーロン茶、ブランドティが1,700~1,800億円程度であったのに対し、緑茶は4,500億円超(前年比132%)となりました。
これは、伊藤園「お~いお茶」、キリンビバレッジ「生茶」、コカ・コーラボトラーズの「まろ茶」など次々とヒット商品が出たことに加え、
- ・2003年に新規参入した花王の特定保険用食品「ヘルシア緑茶」
コンビニエンスストアー(CVS)限定・地域限定ながら大ヒットし、健康飲料として認知された。
- ・さらに、サントリー「伊右衛門」が2004年3月16日の発売以来驚異的な販売を記録
このように、各メーカとも注力している市場であることから、今後も大きな伸びが期待できる市場となっています。
ブランド連想(Brand Association)とブランド・エクイティ(CBBE)ピラミッドの考察
そこで、以下の3つのブランドを取り上げて、各ブランドの「ブランド連想(Brand Association)」と顧客ベースのブランド・エクイティ(CBBE)ピラミッドを考察します。
- ・緑茶市場におけるビックブランドである伊藤園「お~いお茶」
- ・健康飲料の代表的ブランドとして急成長している花王「ヘルシア緑茶」
- ・昨年驚異的な販売を記録したサントリー「伊右衛門」
そして、各ブランド・エクイティの「強みと弱み」、「差別化ポイント(POD:Points of Difference)と同質化ポイント(POP:Points of Parity)」を考察し、各ブランド・エクイティを強化するための提案を考えていきます。
なお、今回のレポートは多くの調査をした客観的な結果による考察ではなく、周りの友人や知人の意見を参考に取り入れ、現時点での私見を加えた個人的な考察で、ブランド・エクイティを強化するための手順の一部を整理したものです。
緑茶ブランド「お~いお茶」「ヘルシア緑茶」「伊右衛門」のブランド・エクイティ
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