このページ内の目次
先日のセミナーで、「マーケティング形態の多様化」に加え、もう一つ「購買行動の多様化」もご紹介しました。
これもITとの係りの視点で整理しましたので大まかですが、非ネット時代とネット時代の「購買行動の違い」を理解して頂けたようです。
非ネット時代、いわゆるリアルの世界では、AIDMA
注意(Attention) ⇒ 関心(Interest) ⇒ 欲求(Desire)
⇒ 記憶(Memory) ⇒ 行動(Action)
これがネット時代、その中でもPCと携帯電話となると、変わってきます。
PCサイトでは、AISAS
注意(Attention) ⇒ 関心(Interest)
⇒ 検索(Search) ⇒ 行動(Action) ⇒ 共有(Share)
- ・検索して行動に至るまでには、比較サイトで価格や機能などを比較し、さらには口コミ情報も事前に確認できます。
- ・そして購入後は、比較サイトや口コミサイトに評価を投稿する人もいます。
携帯電話サイトでは、AIAS
注意(Attention) ⇒ 関心(Interest)
⇒ 行動(Action) ⇒ 共有(Share)
- ・行動に至るまでには比較もあるかもしれませんが、据え置きのPCと違って、持ち運べる携帯電話の特性上、欲求した時に行動したり、キャンペーンやクーポンを店頭に持って行っての購買になります。
- ・「親指の先には、膨大な市場がある」
携帯電話のキーを親指で押すので、こんな表現もできますね。
今や消費者は、口コミ情報、比較検討するための情報など、多くの情報を入手できるようになってきました。
そしてネットサービスの充実により、欲求から購買に至る時間も短くなる可能性もあります。
一方、悪い情報は瞬時に広まり、大きなダメージを受けることになります。
様々な企業は取り組みを始めていますが、「ネットからリアルへ、リアルからネットへ」と双方向でのビジネスモデルを工夫していくべきです。
そして購買行動を理解し、商品やサービスに応じたプロモーションを実施していくことが必要です。
ITのインパクト ≫ ITで「購買行動」は変わるのか?
関連記事
前へ
ITで「マーケティング形態」は変わるのか?
次へ
IT業界の今後、「現状と今後の方向性」や「IT業界(ベンダー)自身の方向性」を整理