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今日は終日、地域中小ITベンダーで設立されているNPO法人主催の研修2回目でした。
途中、ひと波乱あって、活発なグループ討議と発表となりました。
前回整理したケース企業の環境分析に基づき、今回もケース企業の経営陣になり代わって経営戦略を策定してもらいました。
2回目ということで、6つの各チームのチームワークもとれていて、どのチームの成果物も上々の出来でした。
それは、見学されていた参加企業のトップの一言のおかげでした。
研修2回目は、初日に引き続き「ケース企業の経営陣」という想定で、
前回、整理した
- ・ケース企業にとっての機会と脅威、企業の強みと弱み
- ・それらを考慮した際の経営課題と成功要因
に基づき、今回は
- ・経営課題を解決するための重要成功要因を特定し、優先順位をつけ
- ・経営戦略として策定し、実行プランを作成してもらいました。
そして前回と同様に、各チームとしての方針として発表してもらいました。
あるチームの発表後、トップが突然コメントされました。
「『自分達は、どんな立場で、誰にプレゼンをしているのか』もう一度考えてください。」
言い方は優しかったのですが、鋭い指摘でした。
チーム討議の時間が限られていたためか、慣れからくるものなのか、発表内容が評論家的で、一般論になっていたのです。
トップの指摘後、会場は緊張感が走り、参加者も当事者としての議論となりました。
そして、チームメンバーの意志の入った経営戦略となりました。
有志の研修ではありますが、雰囲気を一瞬に見抜いたトップ、そしてトップの指摘を理解し積極的に取り組みんだ皆さん、いづれも素晴らしい方々です。
【参考】
2010.10.3 研修初日終了-提案力向上と中小ITベンダー戦略策定-
2010.8.29 研修企画-IT提案力向上と中小ITベンダー戦略策定-
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