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昨日、Google「Nexus 10」がやっと国内販売されました。
そこで、10インチタブレットについて、すでに発売されているApple「iPad 2」「iPad Retinaディスプレイモデル」、今月発売のGoogle「Nexus 10」と富士通「ARROWS Tab Wi-Fi FAR70B」の主要スペックを比較しました。
10インチタブレットは、大きな画面での微細表示、速度などの面で魅力的です。
しかし個人的には、昨年「iPad mini」「Kindle Fire HD」「Nexus 7」の3機種を結果的に購入しており、7インチに慣れた今では、常時持ち運ぶには10インチは大きく感じています。
ここでは、「iPad Retinaディスプレイモデル」「Nexus 10」「ARROWS Tab Wi-Fi FAR70B」のWiFi(32GB)モデルについて、個人的に注目している特徴をあげます。
主要スペックにつきましては、下の表を参照してください。
価格とスペックではGoogle「Nexus 10」、豊富な機能や多様な利用シーンでは富士通「ARROWS Tab Wi-Fi FAR70B」、iPadからの買い替え及び豊富なソフトやアクセサリーではApple「iPad Retinaディスプレイモデル」と考えます。
iPad Retinaディスプレイ(WiFi、32GB:50,800円)
1.これまでの30万以上のアプリケーション、多くのアクセサリーは魅力的
2.ハードウェア
- ・プロセッサはA6Xを採用(一世代前のA5Xチップよりも最大2倍高速)
- ・ディスプレイの解像度は、2,048 x 1,536(264ppi)
- ・iPadに比べて最大2倍速いWi-Fi接続機能
- ・Lightningコネクタ
3.その他、iPadの魅力は、ご承知の通りかと思います。
Nexus 10(WiFi、32GB:44,800円)
1.スペックと価格では一番魅力的で、「Gmail」「Googleマップ」「Google+」「YouTube」「Chrome」などのGoogleアプリケーションに最適化
2.ハードウェア
- ・プロセッサは1.7Ghzですが、ARM Cortex-A15(Samsung Exynos)を採用
- ・ディスプレイは2,560 x 1,600(300 ppi)HDディスプレイで、3機種の中では一番解像度が高い
3.友だちや家族と共有
各自がカスタマイズでき、それぞれ自分のホーム画面、壁紙、アプリ、ストレージを持つことができる。
4.Google+ハングアウトの機能で、同時に9人までビデオチャット可能
5.Google Playでは、デジタルコンテンツがすべてクラウドに保存され、675,000作以上のアプリケーションやゲームを購入可能
ARROWS Tab FAR70B(WiFi、32GB:74,800円)
モニタークーポンで、68,816円(2月20日14時まで)
1.NTTドコモ向けに提供・販売されている「ARROWS Tab F-05E」の3G/LTE(FOMA/Xi)非対応のWi-Fi版に相当するモデル
2.ハードウェア
- ・プロセッサは1.7Ghzですが、4コアに加えて省電力コアを採用
- ・メモリスロットがあるのは本機種のみ
- ・ディスプレイの解像度19201200は、3機種の中では一番劣る
- ・バッテリーは10,808mAhで約14時間で最高、高速充電も可能
- ・重さは589gで、一番軽い
3.家庭用タブレットとしての様々な機能
- ・子供向けの「キッズスタイル」、各機能のアイコンが大きく説明付きで分かりやすい「簡単スタイル」などを選べるスタイル切替機能
- ・片手入力から両手テンキー入力、手書きまで多彩な独自ソフトウェアキーボードなど
- ・独自開発の振動モジュールで応答が速いタッチフィードバック機能「はっきりタッチ」、年齢によって変わる彩度への感覚にあわせてディスプレイ上の色を補正する自動配色補正機能など
- ・指紋センサーの機能では、IDやパスワードを記録して指紋スワイプで呼び出すパスワードマネージャ、アプリ単位で指紋認証鍵をかけるアプリロック、プライバシーモードなど
- ・プリインストールアプリは、富士通モバイル統合辞書+、ATOK、DLNA対応プレーヤ DiXiM、電子書籍サービス BooksVなど
4.パッケージには充電クレードル(卓上ホルダ)と高速充電に対応したACアダプタを同梱
参考
2012.10.31 7インチタブレット(iPad mini、Kindle、Nexus 7)比較(当サイト)
タブレットPCの動向 ≫ 10インチタブレット(iPad、Nexus 10、ARROWS Tab)
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