2025年 おすすめポータブルゲーミングPCの比較
2024年に発表されたWindows搭載ポータブルゲーミングPCの18モデルを整理

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　2023年01月11日

2024年に発売されたWindows搭載のポータブルゲーミングPCについて、主なスペックを整理します。

昨年は、最新CPUを搭載し、高リフレッシュノートの薄型軽量モデルが多く販売されました。

ディスプレイ解像度は最低（1920x1080）から高解像度やOLED (有機ELディスプレイ)、臨場感のあるサウンドなど、メーカ各社は独自の特徴を活かした魅力的なモデルを展開しています。

今年も最新アーキテクチャの採用、軽量薄型化や駆動時間の延長、操作性を向上するためのボタンやジョイスティック、冷却機構を搭載するなど、様々なゲームをさらに快適にプレイできるよう、メーカー各社から様々なモデルが発売されそうです。

昨年に発表された主なモデル

単位　CPU：GHz、画面：インチ、最小モデルの税別価格：円

ポータブルゲーミングPCの主なモデル

ポータブルゲーミングPCでは、7.0から8.0インチクラスを中心に、ONE-NETBOOK Technology、GPD Technology、AYANEOが展開しましたが、他メーカー含め各社は独自の機能を搭載したモデルを展開しています。

CPUでは、AMD最新アーキテクチャ「Zen5」のAMD Ryzen AI 9 HX 370（グラフィックス：AMD Radeon 890M）を搭載したモデルの展開が始まっています。

ディスプレイ解像度は、最低の解像度（1920x1080）から高解像度やOLED（有機EL）搭載、高リフレッシュノートへと移行しています。

カスタマイズ可能なボタンやジョイスティック、パフォーマンスを最大限に引き出すためのコントロール機能、快適な使用感を追求したデザイン、強力な冷却システムなど、快適なゲーム体験を実現する機能を搭載しています。

また、ゲームをどこへでも持ち運んで楽しめるよう、狭額ベゼルや軽量薄型を図っています。

なお、ポータブルゲーミングPCは基本的なスペック以外に、ボタンやスティックの種類や押しやすさ、デザインやグリップ感覚、厚さや重量、ディスプレイやスピーカーから得られる臨場感など、手持ちでゲームを楽しむための操作性も重要となりますので、機種選定の際には意識しておくことも必要です。

メーカー別の展開モデル

ONE-NETBOOK Technologyは、2024年3月に10.95インチ「ONEXPLAYER X1」、6月に8.4インチ「ONEXPLAYER 2 Pro」、7月に10.95インチ「ONEXPLAYER X1 AMD」、8月に8.8インチ「ONEXPLAYER X1 mini」、12月に7.0インチ「OneXFly F1 Pro」を展開しました。

• ・10.95インチ「ONEXPLAYER X1」
  CPUにインテル Core Ultraを搭載し、ポータブルゲーミングPCモード、パームタブレットモード、ノートブックモードの3役を1台でこなせるオールインデバイスで、ディスプレイを10.95インチに大型化（解像度は2560x1600）してリフレッシュレートも120Hz、着脱式のコントローラーを用意し、カスタム可能なボタンを2基搭載して、ゲームの快適性をさらに向上したモデルです。

• ・10.95インチ「ONEXPLAYER X1 AMD」
  基本スペックはインテル Core Ultra搭載モデル「ONEXPLAYER X1」と同じで、CPUにAMD Ryzen 7 8840U（3.3GHz、最大5.1GHz、8コア）を搭載したモデルです。

• ・8.8インチ「ONEXPLAYER X1 mini」
  基本的なスペックは10.95インチチ3in1 PC「ONEXPLAYER X1」と同じで、ディスプレイを8.8インチ（解像度は2560x1600）にしてリフレッシュレートは144Hz（X1は120Hz）となってゲームの快適性を実現し、キックスタンドの裏側部分にストレージを取り外せる裏蓋を用意してユーザーが換装できるモデルです。

• ・8.4インチ「ONEXPLAYER 2 Pro」
  着脱式のコントローラーによりUMPCやタブレットなど5つのモードに切り替えられるモデルで、解像度2560x1600の8.4インチディスプレイ、エルゴノミクスのカーブデザイン、業界最高精度を謳うALPS製のジョイスティックを採用、放熱性を高めつつ静音性の向上し、着脱式キーボードやスタイラスペンをオプションで用意した、ゲームも仕事も両立することができる、様々な場面で活躍するマルチポータブルゲーミングPCです。

• ・7.0インチ「OneXFly F1 Pro」
  CPUにAMD最新アーキテクチャ「Zen5」のAMD Ryzen AI 9 HX 370（グラフィックス：AMD Radeon 890M）を採用し、ディスプレイは7.0インチ（1920x1080）OLED（有機EL）のリフレッシュノート 144Hzで、薄型軽量デザインを実現し、性能・デザイン・音質・質感のすべてにおいて最上級を目指す、五感を揺さぶる至極のポータブルゲーム体験を実現するモデルです。

GPD Technologyは、2024年4月に6.0インチ「GPD WIN4 2024」、5月に10.1インチ「GPD WIN Max 2 2024」、7月に8.0インチ「GPD Pocket 3 W11（7505）」、12月（発売は2025年2月）に8.8インチ「GPD Pocket 4」、12月に6.0インチ「GPD WIN4 2025」と10.1インチ「GPD WIN Max 2 2025」を展開しました。

• ・10.1インチ「GPD WIN Max 2 2024」
  CPUにRyzen 7 8840Uを採用してAI機能を強化し、10.1インチ超狭ベゼル ディスプレイは解像度の基本は1920x1200（アスペクト比16：10、299ppiで最大2560x1600）、アクティブスタイラスペンをサポートし、本体背面に取り付け・交換可能なM.2 2230スロットやマッピング可能な2つのバックキーも確保し、独自OCuLinkポートやUSB4、別売では4G LTEモジュールやeGPUボックス「GPD G1」を用意しているモデルです。

• ・10.1インチ「GPD WIN Max 2 2025」
  基本スペックは「GPD WIN Max 2 2024」を継承し、CPUにZen 5世代12コアのAMD Ryzen AI 9 HX 370を採用、USB4 Type-Cを2ポート搭載にして、パワーアンプ変更でより迫力のあるサウンドを実現したモデルです。

• ・8.8インチ「GPD Pocket 4」
  Y軸を中心に時計回りにディスプレイを回転することでタブレットとしても利用可能なモデルで、CPUに新世代 AMD Ryzen AI 9 HX 370 プロセッサーを採用、HDMI出力ポート、USB Type-A / USB4、指紋認証、500万画素カメラ、LANポートなどを装備していますので、リモートワークやオンライン会議、プレゼンテーションなどのビジネス利用も可能で、背面には付け替え可能な3種類のモジュールをオプション（別売）で用意し、最新AAAゲームを楽しめ、ビジネスでも利用可能なモデルです。

• ・8.0インチ「GPD Pocket 3 W11（7505）」
  Y軸を中心に時計回りにディスプレイを回転することでタブレットとしても利用可能で、CPUにIntel Pentium Gold 7505を採用し、USB3.2のポートやHDMIポートなど拡張性、背面のモジュールは、標準搭載しているUSB3.2のポートから、KVMモジュール（HDMI＋USB）またはRS-232シリアルインターフェース搭載の拡張モジュールに変更することができるモデルです。

• ・6.0インチ「GPD WIN4 2024」
  CPUにRyzen 7 8840Uを採用したスライダー形状のポータブルゲームPCで、狭いベゼルデザインなので広い視野を備え、解像度1920x1080（アスペクト比16：9、368ppi）で、60Hzと40Hzのリフレッシュノートをサポートし、独自OCuLinkポートやUSB4、ALPS製ジョイスティックやフィンガーオプティカルナビゲーションを搭載し、別売では4G LTEモジュールや専用クレードルを用意したモデルです。

• ・6.0インチ「GPD WIN4 2025」
  基本スペックは「GPD WIN4 2024」を継承し、CPUをAMD Ryzen AI 9 HX 370に強化したモデルです。

AYANEOは、2024年8月に5.5インチ「AYANEO AIR 1S 8840U」、11月に7.0インチ「AYANEO 2S Ryzen 8840U」を展開しました。

• ・5.5インチ「AYANEO AIR 1S 8840U」
  CPUにRyzen 7 8840Uプロセッサーを採用し、5.5インチ（1920x1080）の高輝度広色域（AMOLED）有機ELディスプレイ、よりリアルな感触をフィードバックするX軸リニアモーター、ドリフトしにくく高精度なジョイスティック、正確でスムーズなホールトリガー、AYANEO Hyper Sound ステレオデュアルスピーカーで臨場感のあるサウンドを実現するなど、様々なゲームを快適にプレイすることができるモデルです。

• ・7.0インチ「AYANEO 2S Ryzen 8840U」
  CPUにRyzen 7 8840Uプロセッサーを採用し、ディスプレイは大画面7.0インチ（1920x1200）のオールフロントガラスデザインを採用し、ジョイスティックにはホール効果を採用して精密な操作、トリガーボタンによる正確なコントロールと打鍵感、高度なカスタマイズが可能なシュートカットキー、6軸ジャイロセンサー、ゲーム音声を自動解析するオーディオ振動システムを搭載するなど、様々なゲームを快適にプレイすることができるモデルです。

その他メーカーでは、エムエスアイコンピュータージャパン株式会社（MSI）が2024年3月に7.0インチ「Claw A1M」、AOKZOEが4月に7.0インチ「AOKZOE A2」、ASUSが7月に7.0インチ「OG Ally X（RC72LA-Z1E24G1T）」、株式会社ゾタック日本が11月に7.0インチ「ZOTAC GAMING ZONE」を展開しました。

• ・MSIの7.0インチ「Claw A1M」
  CPUにCore Ultra 7 155H、7インチディスプレイ（FHD 1920 x 1080、リフレッシュレート 120Hz）を採用し、「操作性」を追求し人間工学に基づいたデザイン・設計、最適化したシステム管理ソフト、超効率・超静音・超冷却 ハイパーフロー強冷クーラーなどを搭載した、いつでもどこでもPCゲームをパワフルに楽しむことができるポータブルゲーミングPCです。

• ・AOKZOEの7.0インチ「AOKZOE A2」
  CPUにRyzen 7 7840Uを採用し、7インチのベゼルレス フルスクリーン（解像度 1920x1200）IPSディスプレイ、フロント全面をガラスで覆ったデザイン、ゲーム体験をより高めるカスタムライト、ホール効果ジョイスティックによる高精度なコントロールなど、ポータブルゲーミングPCの限界を超え、圧倒的なパワーと多彩なゲームアドベンチャーの世界にどっぷりと浸ることができるモデルです。

• ・ASUSの7.0インチ「OG Ally X（RC72LA-Z1E24G1T）」
  CPUにAMD Ryzen Z1 Extreme（3.3GHz/最大5.1GHz、8コア）を採用、ディスプレイはAMD FreeSync Premiumを搭載したフルHD120Hzの高リフレッシュレートを搭載し、人間工学に基づいたデザインでボタン操作が楽に行えるなど、ポータプルゲーム機としてだけでなく据置型のゲーム機として、さらにはゲーミングデスクトップPCとしても使用できるモデルです。

• ・株式会社ゾタック日本の7.0インチ「ZOTAC GAMING ZONE」
  CPUにRyzen 7 8840Uプロセッサーを採用、ディスプレイは7.0インチ（1920x1080）のFHD AMOLED（有機EL）ならではの深い黒と鮮やかな色彩を体験でき、パフォーマンスを最大限に引き出すための洗練されたコントロール機能、快適な使用感を追求したデザイン、強力な冷却システムなど、どこへでもゲームを持ち運び、これまでにないクリアな映像と使いやすい操作性で、ゲームの世界に没頭できるモデルです。

主なゲーミングPCのスペック比較

主なスペックの比較（7.0インチ）

主なスペックの比較（6.0と7.0インチ、10.1と10.95インチ）

主なスペックの比較（8.0インチ）

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