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企業が競争力を強化するためには、個別業務の専門性を高め、全体として機能させることを目指す必要があります。
専門性を高めるためには、チームを細分化することも必要です。
課題は、各チーム間の連携のあり方ではないでしょうか?
各チームは専門性を高め、チームの業績目標やミッションを達成する努力はするでしょう。
しかし機能を高めることに注力し、他チームのことを考えなくなる危険性もあります。
また、考える余裕がなくなるといった方が事実かもしれません。
結果的に
- ・自チームはきちんとやっているのに、他チームができていない。
- ・この業務は自チームの業務ではない。あのチームでやるべきだ。
といった状況になり、全体として機能しない弊害が起こります。
いわゆる、「責任のなすり合い」です。
チームを機械の歯車に例えるのは良くないかもしれませんが、歯車と歯車の間には潤滑油や遊び(揺るぎ)が必要です。
これらを創りこむのはトップの役目かもしれませんが、「各チームのリーダの想い」のあり方が重要ではないかと私は思います。
機能を厳密に定義し、チームの役割を明確にし続けることは必要ですが、やはりグレーゾーンが出てきます。
その時に「自分のチームには関係ない」と割り切るのではなく、もう一歩踏み込んで考え、実行するという取組みが必要だと思います。
どこまで取組むか、さらに一歩踏み込むかは、チームリーダの「想いの強さ」次第です。もちろん、リーダだけではなくメンバーも同様です。
チームは「歯車」ではなく、「同じ志を持った人間」です。
その行動を起こさせる要因のひとつが、企業文化や価値観かもしれませんし、トップを含め全員が共有し、創りあげていくことが必要でしょう。
私自身も、常に自問し続けていきたいと思います。
- ・チームの成果物は世間でもプロ級なのか。
- ・機能を高めるための努力はしているのか。
- ・前後、あるいは周りのチームとかみ合っているのか。
- ・結果として、企業全体やお客様に貢献できているか。
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