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2010年ワールドカップ南アフリカ大会、日本の決勝リーグ進出で盛り上がり、スペインの優勝に終わりました。
前評判が高かった優勝候補の国々が敗退していく中、スペインは自分達のスタイルを貫き通した結果なのかもしれません。
一方、
「強豪の中では、徹底的に守りきって一瞬のチャンスに勝負をかける」
それがペナルティーキックや速攻という形で、得点して勝ち上がってきたのが日本だったのかなと思いました。
いわゆる「戦力の限られたチームの戦略」とも言えるかもしれません。
私は、サッカーは専門ではないので、日本サッカーの戦いに関する詳細は専門家に委ねます。
さて、出場チームのユニフォームについて、前回の2006年ドイツ大会と今年の2010年南アフリカ大会とで比較してみたところ、プーマとアディダスのスポンサー数に大きな違いがありました。
以前、本ブログでも紹介しましたが、
前回のトイツ大会で、ユニフォームのスポンサーとしてプーマが採った戦略を「ブルーマウンテン戦略」と言われていました。
参考:ブルーマウンテン戦略
出場32チーム中、プーマが12チームのスポンサーになり、「露出を増してブランド認知」を目指したもので、特に中南米やアジアのチームが多いことから「ブルーマウンテン戦略」と名づけられたようです。
しかし、単に費用が安価というわけではなく、将来の経済成長も見込める途上国は有望な消費マーケットと評価していたと考えることもできます。
しかし、今年2010年南アフリカ大会では、プーマとアディダスのスポンサー数が逆転しています。
内訳を見ても、プーマは欧州・アフリカ・アジア地域のチームのスポンサー数が減少しており、決勝戦チームのユニフォームはアディダスとナイキの戦いでした。
プーマ アディダス ナイキ 他
2006年ドイツ大会 12 6 8 6
2010年南アフリカ大会 6 12 8 6
当時2006年ころのプーマは、
かつてのペレやマラドーナ等のスポンサーとして「汗臭い・根性」といった男のイメージから、マドンナやデカプリオ等「女性・カジュアルファッション」というブランドポジションに革新させていたと考えます。
しかし、今年のワールドカップ・ユニフォームのスポンサーに対するプーマは、
- ・たまたま、スポンサー契約が取れなかったのか?
- ・何か戦略的な変更があったのか?
- ・それとも、他に要因があったのか?
もう少し研究してみる予定です。
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