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マーケティングにおける「ブランド連想」とは、
「そのブランドについて、消費者などが想起する一連の連想のこと」をいいます。
これを「自分ブランド」に置き換えると、
「何かあった時に、頼りになる人として、自分のことを想起してもらえる」
となるでしょうか。
「私の専門は○○で、他の人とは□□が違います。」
「これはあなたにとって、必ずお役に立てるものです。」
この○○と□□に、どんな言葉が入るでしょうか?
「○○について知りたいのだけど、□□さんなら良い案を出してくれそうだ。」
と、言ってもらえるでしょうか?
自分ブランドのレバレッジ効果
自分ブランドは、
・ユニークさ:相手にとって、他者と違う、意味あるもの
・強さ:自分のことを理解してもらっていて、自分のことを思い出してもらえる
・好ましさ:期待に応えてくれる(応えてくれるだろう)と望むもの
自分のことを思い出してもらえる
好ましさ:期待に応えてくれる(応えてくれるだろう)と望むもの
がなければいけませんし、それらを明確にすることで「自分のポジショニング」が強化されます。
そのためには、自分ブランドの属性に加え、機能面と心理面からのベネフィットを明らかにして、相手に理解してもらっていることが必要です。
ITベンダーとしてのIT人材においては、
IT技術はもとより、お客様の業界や業務を知った上でIT技術を効果的に利活用し、お客様の課題解決に貢献することが目的となります。
核となるマスターブランドを確立して、サービスメニューを拡大(ライン拡張)しながら、さらに対象領域を拡大(カテゴリー拡張)していくことが必要です。
自分ブランドの強化は、短期的には実現できません。
「自分が目指す人材像」(ビジョン)を明確にし、必要な知識と経験を積み重ねる中長期的な取り組みが必要です。
そしてコンサルティングは、機能面(理性的ルート)に加え、人間性(感情的ルート)からの向上も必要であることを忘れてはなりません。
「私の専門は○○で、他の人とは□□が違います。」
「これはあなたにとって、必ずお役に立てるものです。」
「○○について知りたいのだけど、□□さんなら良い案を出してくれそうだ。」
参考:機能面の向上例
2010.11.27 IT業界 今後のキャリアパスと主な資格
≫ IT人材 自分ブランド連想の強化
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