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ベンチャー企業とは、非常に優れた技術力や開発力、画期的なアイデアを武器に、成長することが見込まれる企業のことです。
しかし、極めて高い成長を達成する可能性を有するものの、その実現は不確実な要素が多く、事業に失敗する可能性も高い企業ともいえます。
その売上高や事業の革新性、創業の経緯などの視点から、以下の3つのタイプに分類できると考えています。
ベンチャー企業のタイプ
タイプ1:サクセス型
独自の技術や商品、サービスなどで売上を拡大し、株式の公開ないしは上場できるなでに至っている企業群である。
タイプ2:イノベーター型
売上高はまだそれ程大きくないものの独自のサービスやビジネスノウハウで一定の競争優位やシェアーを保ち、今後の成長が期待できる企業群である。
タイプ3:ニッチャー型
親企業からスピンオフしたりして、特定の市場や事業領域で生存競争を展開する企業群で、売上高はさほど高くない。
これには、社内ベンチャーを育成するためにスピンオフすることなどにより、大手企業を退職したメンバーでベンチャービジネスを展開する企業などが含まれる。
参考:他の有識者の定義例
清成忠男氏の定義
(参照:清成忠男「ベンチャー・中小企業優位の時代」東洋経済)
ベンチャービジネスとは、知識集団的な現代的イノベーターとしての中小企業である。創造的で、ソフトに特徴のある中小企業である。
具体的には、研究開発集約的、デザイン開発集約的、あるいはシステム開発集約的な企業である。
松田修一氏の定義
(参照:松田修一「ベンチャー企業」日経文庫)
ベンチャー企業とは、成長意欲の強い企業家に率いられたリスクを恐れない若い企業で、製品や商品の独自性、事業の独自性、社会性、さらには国際性をもった、なんらかの新規性のある企業である。
ベンチャー企業とベンチャーキャピタルのあるべき姿
1.ベンチャー企業の定義
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