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先週土曜日は、ある企業の情報システム部門長との打合せでした。
以前、私が講師をしたセミナーに来場頂き、同様の内容で部門内メンバーに研修形式で実施してほしいという要望で、その企画の打合せをしました。
この企業は、数十店舗を展開されている地域でも著名な企業で、他にも数社のグループ企業を経営されています。
この部門長はグループ企業全体のITを統括されており、自部門のあり方を変革されているところです。
これまでの「ユーザの要望に対する開発中心」の部門から、「ユーザに対して企画提案」できる部門になるため、まずは部門内メンバーのスキルアップを計画されています。
そこで、私がこれまで数社の個別企業様に実施してきた研修カリキュラムを基本に、部門長のご要望に組み替えて4日間の研修を実施することになりました。
さらに次の段階では、グループ各社のIT担当にも対象を広げることになりました。
今回の研修の成果目標は、グループのIT戦略及びロードマップと投資計画の作成ではありますが、そのためにには自社の経営環境の確認と今後の対応策を考える必要があります。
部門長の狙いは、そこにあります。
実施に当っては、「事前の課題や研修後の宿題も出してかまわない」ということで、研修に挑む想いが強いことがわかります。
厳しい面もありますが、研修に注力できるように業務を調整されている様子でもあり、部内メンバーへの期待の大きさ、そして将来へのスキルアップに対する環境作りには感心いたしました。
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