ベンチャー企業の成功要因と確保策

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ベンチャー企業が成功するための要因をベンチャー企業自身の要因とベンチャー企業を取り巻く環境に分けて考え、さらにそれらがどの様に確保されるべきかを以下にまとめます。

 

(1)ベンチャー企業自身

成功要因1:経営トップのリーダシップと明確な事業コンセプト

確保策

経営トップが時代を読み取る先見力と経営ナビゲート力、会社の方向性を決める明確なコンセプトや経営ビジョンを示す必要がある。

そのための経営者の育成、補佐役の存在が必要である。

 

成功要因2:独創的な商品・サービスの開発

確保策

成長性の高い市場で、大企業には無い独創的な商品やサービスを提供し、事業の差別化を図る必要がある。そのための市場調査、技術開発の努力や外部の活用が有効である。

 

成功要因3:フラットな組織と柔軟な組織運営

確保策

遭遇する事象に対して迅速に意思決定するために、社員参加型の開発体制を確立する。

 

成功要因4:外部の経営資源及びネットワークの活用

確保策

限られた経営資源を補完するために、積極的に外部との接触を図る。

 

成功要因5:人材の補強とバランスの取れた要員構成

確保策

新卒採用を中心とした人材と中途採用による外部調達人材との融合を図る。

 

(2)ベンチャー企業を取り巻く環境

成功要因1:支援体制の充実

平成9年の中小企業白書のアンケート調査によると、ベンチャー企業の成長を阻害する要因として「資金面」(62%)「人材面」(53%)「取引面」(35%)となっており、とりわけ開業資金が「不足している」と回答した創業者が82.5%と多い。

調査時点から現在に至るまでにも様々な支援処置が取られてきているが、傾向は現状も変わっていないと考える。

ここで以下の対策を講じる必要があると考える。

  • ①創業・事業資金:直接・間接金融の充実、ベンチャーキャピタルの機能強化
  • ②人的支援:経営。財務などの知識が豊富な人材の紹介、連携促進
  • ③技術開発:研究機関や大学などの外部機関との連携
  • ④販売機会:ベンチャー企業の商品情報案内、出会いの場などの開催

 

成功要因2:セーフティーネット、再チャレンジの機会支援

確保策

仮に経営が失敗した場合における経営者の責任範囲を限定し、再チャレンジの機会を支援するための金融機関などの基準緩和などを実施する。

 

成功要因3:株式公開市場の拡大

確保策

上場基準の緩和や上場のための支援体制を充実する。
 

 

ベンチャー企業とベンチャーキャピタルのあるべき姿

1.ベンチャー企業の定義

2.ベンチャー企業の成功要因と確保策

3.日本のベンチャー企業の直面する問題点

4.ベンチャーキャピタルへの期待

5.ベンチャーファイナンスのあるべき姿

 

 

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