中小企業にとってのIT選定 -A社の奮闘記-

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今日は、ある中小企業のIT部門の方々と打合せをしました。

その企業は、IT戦略企画を終えて導入検討の段階で、主なERP(パッケージ)の比較をしています。

この企業のIT化の歴史は以下の通りで、次期システムの入れ替えに伴い、「現状システムの拡充か全面再構築か」の結論を出そうとされています。

  • ・1995年:オフコン導入(販売系は個別開発、会計/給与はパッケージ)
  • ・2000年:オープン系パッケージ導入(全システムを2000年問題に対応)
    当初、パッケージを基本に改造と追加し、以後都度部分的に改善
  • ・2005年:それまで利用していたパッケージの新バージョンを導入

この企業も、オフコン時代と同じITベンダーにシステム選定から開発/導入、サポートを委託されています。

これまで私がお付き合いした中小企業も、同様の傾向があります。

企業内にITの選任者が不在なため、結果的に既存のベンダーとの契約を継続しているのが実態の様です。

  • ・ITに関する情報を広く収集して、自社に最適な選択をすることがでない。
  • ・既存ベンダーであれば自社業務を知っていて、安心である。
  • ・これまでに、特にトラブルや問題がなければ、既存ベンダーの方が社内を説得しやすい。

この企業も当初は同じ意見がありましたが、一度勉強のために他を調べてみようということになりました。

しかし、最初からベンダーに声がけすると営業攻撃にあいそうなので、一般的に公開されている情報から、自分達が特に重要視する要因を選択して比較しました。

但し、これらの情報からは判断できないので、最終的には各ERP(パッケージ)やサポートするベンダーを確認して決めることになると思います。

それには、IT戦略企画を実現するための最適解を探すために、「既存システムを継承するのか、新に再構築するのか」を判断しないといけません。

 

主な参考情報

「特集1:第12回顧客満足度調査」(2007.8.20日経コンピュータ)

「特集1:第13回顧客満足度調査」(2008.8.15日経コンピュータ)

「2008年中堅・中小企業の基幹システム購入先のサービス/サポート評価調査」
(2008.9.19株式会社ノークリサーチ)

 

ERP「Enterprise Resource Planning」

企業における経営資源(ヒト・モノ・カネ)の最適化を目指す活動のことですが、統合基幹業務パッケージをERPと呼ぶこともあります。

それは、販売や生産、財務や給与等の業務システムをモジュール化し、全てもしくは一部を提供し、各要素内や要素間のデータ共有が計られたパッケージをERPと呼ぶこともあります。

 

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