デジタルとの融合
デジタル技術を戦略的に活用するためには、経営戦略・業務プロセス・組織マネジメントとデジタルを融合させることが必要です。
デジタルと融合することにより、経営戦略ではエコシステムの構築、業務プロセスではデジタルの仕組み、組織マネジメントでは企業文化の変革・醸成を実現します。
経営戦略・業務プロセス・組織マネジメントとデジタルとの融合
デジタルとの融合
- 1.経営戦略とデジタルとの融合
エコシステム構築の仕組み
= 経営戦略とデジタル戦略の立案 + デジタル価値への洞察力
- 2.業務プロセスとデジタルとの融合
デジタル(IT)の組込み
= 業務プロセスの再定義・標準化 + 人間系とデジタルの融合
- 3.組織マネジメントとデジタルとの融合
企業文化の変革・醸成
= 全社員がデジタルの重要性を理解 + 管理と利用ルールの遵守
1.経営戦略とデジタルとの融合
経営戦略を立案する知恵とデジタル価値への洞察力をかみ合わせ、ビジネスモデルとして実現する仕組みを構築する。
そのためには、経営戦略立案段階において、戦略立案の視点とデジタル価値の深い理解とを結びつける人材が参画し、デジタル化戦略を組み込むことやデジタル投資を適時管理することが必要です。
2.業務プロセスとデジタルとの融合
デジタル技術を組み込むことにより、業務プロセス間の連携ベクトルを統一し、業務プロセスの再定義や業務評価基準を再考する。
そのためには、顧客志向実現に向けた業務プロセス改革時において、デジタル技術を有効活用して蓄積された情報を分析・活用することができる様に、全社最適の視点で各業務が連携するプロセスを構築することが必要です。
3.組織マネジメントとデジタルとの融合
デジタル化の重要性を組織メンバーひとりひとりが深く理解し、デジタル化や新業務プロセスの価値を最大限に引き出す組織と企業文化を醸成する。
そのためには、デジタル技術の活用意識や暗黙知の共有、浸透させるための水平型組織構造、累積的に進化させるための組織能力を向上することが必要です。