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この時期になると、いつも履修計画で悩む。
仕事の負荷状況や自分の能力などの制約条件のなかで、授業のアサイメントや最終レポートを作成しなければならない。
そのため、本来は履修したい科目があっても、自分の許容範囲内で科目を組合せて選択してしまう。履修したい科目を全て選択することも可能であるが、消化不良になるのも怖い。
特に前年度は、初めて受講する先生が多くて、授業の進め方や必要とする知識レベルがわからないため、事前に先生の研究室に押しかけて聞いたこともある。
シラバスを読めばおおよそはわかるが、実際の授業で感じるものとは少し違う。
もうすぐ新たな学生が入学されるが、当初は同じような悩みがあるのではないだろうか。
そこで、以下の様な工夫はできないであろうか。
1.在学生に対して
(1)目標とするキャリア別の科目履修ガイドラインの提示
企業経営者、ベンチャー創業、MOTなど、学生の将来の目標は様々であると 思うが、その目標達成に向けて履修した方がよい科目とその順序などについてガイドラインを示してはどうか。
(2)模擬授業の開催
各先生が担当される科目の授業の進め方、前提とする知識や受講後の達成知識 レベル、アサイメントの量やレベルなどを模擬授業という形で事前に公開できな いだろうか。
2.卒業後の学生に対して
(1)科目履修制度の確立
在学時に履修したくても都合上履修できなかった科目、もっと知識を深めたい 科目について、卒業後も授業料などを優遇して受講できる制度を作ってはどうか。
(2)DBSコミュニティの設立
ソリューションレポートの実践結果や近況を発表できる場、在学生・卒業生・ 先生・事務室などが語り合える場、さらには学生や先生の知り合いで各界で活躍 されている方の公演などを開催してはどうか。
(3)DBSファンドの設立
ベンチャー起業したり、ソリューションレポートのプランを実践する際の事業 資金を貸与する制度を創設してはどうか。
さらに、DBSと学生との連携事業や書籍出版なども可能ではないでしょうか。
無いものねだりのわがままや甘えかもしれないが、「学生・先生・事務室によるDBS」「世界に飛躍するDBS」を創っていくためには、DBSの目指すビジョンやそのための戦略など、色々な角度でみんなで考えていく必要があるのではないでしょうか。
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