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食品業界の二次的ブランド知識の活用
有名シェフ、老舗食品メーカー、TVアニメ・・次は?
ローソンでパンを見つけたとき、ふとマーケティング戦略の授業を思い出した。
アサヒビールは、フランスの高級食品販売会社、フォションと紅茶を使用した低アルコール飲料を共同開発し、2月16日から販売を開始した。
さらに、昨年は、サントリーが福寿園とのコラボレーションによる「伊右衛門」が大ヒットした。
少し前までは、有名シェフと共同で加工食品を開発したり、料理研究家やコーディネーターが開発をしたコンビニ商品が人気であったが、最近では食品メーカー同士が一社一社の枠組みを超え、お互いの強みを商品開発及びブランド戦略にいかすという流れが始まってきているようである。
このような流れは、他社との競争が激しくなり、商品の差別化が難しくなってきたことや嗜好のレベルが高くなり、よりおいしいもの、新しいものを求めるニーズが高まってきていること、消費者がブランド力を重視することが背景にあり、まだまだ広がっていきそうである。
その他の流れでは、ロッテが開発した飲むアイスクリーム「クーリッシュ」はセブンイレブンとタイアップしており、流通も巻き込んだコラボレーションも始まっている。
面白いところでは、ローソンは人気TVアニメとのコラボレーションで、パンを山崎製パンと共同開発した。
開発といっても、主人公が作るパンをそのまま商品化したものであるが、新しい商品が出るたびに子供に買ってきてとせがまれる方もいらっしゃるのではないかと思う。
私もその一人です。
今までに無い新しいもの、これまでの常識を破る商品をスピーディに開発し、しかも本物でないと見向きもされない時代がきているのだと感じます。
様々な業界同士でお互いの強みを活かしあってコラボレートしていく流れは食品業界に限らず広がってくると思います。
しかし、有名シェフ、老舗食品メーカー、TVアニメときて、次はどのような戦略でくるのか、食品業界の動向からますます目が離せなくなりますね。
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