自分自身のブランド要素

自分自身のブランド要素

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ブランド要素は、ブランド・エクイティを構築する上で異なる役割を演じている。

特にブランド・エクイティを最大化するためには、さまざまなブランド要素をミックスしマッチすることが必要である。

目標を達成するためには、多様なブランド要素を選択することによりブランド要素をミックスさせる必要があり、同時に複数のブランド要素を意味の共有によって強化しあうように選択しマッチさせる必要がある。

また豊かで具体的な視覚的要素を備えたブランド・ネームは、強力なロゴないしシンボルを生み出す場合が多い。

自分自身のブランドのロゴ構成とその意味、そしてそれらがどの様にブランド要素をミックスしマッチしているかをまとめる。

さらに、それらがブランド・エクイティを構築し、お客様にポジショニングできるかをまとめることにする。

1.ブランド要素のミックスとマッチ

まず中央の「八」は私の名前からきている。

私の名前そのものがめずらしくユニークであるため、それをロゴとして使用することもできるが、名前をシンボル化し視覚的要素を付加することによりお客様の記憶に残りやすく、ブランド再認を促進することができる。

また「八」という文字は、日本においては「末広がり」として縁起の良い文字として取り扱われているため好意性があり、簡単に書くことができること等から国内に限らず海外でも使用できる移転可能性もある。

次に「八」を○で囲っているのは、自分自身のブランドは限られた範囲内のサービスではなく、外に向かって幅広く拡張性のあることや柔軟性のあることを連想させることができる。

それは、IT導入コンサルという限られたカテゴリー内でのサービスだけではなく、IT化に関連するセキュリティ・マネジメントやITガバナンス等のサービスを拡大することによるライン拡張、さらに経営戦略やマーケティング等へのカテゴリー拡張をお客様に連想させることができる。

さらにブランドに関する記述的情報・説得的情報として、ロゴの上部には「ITコンサル」、下部には「経営改革のベストパートナー」という短いフレーズを付加した。

この「ITコンサル」は、自分自身のブランドは何のサービスであるのかをお客様に容易に連想させ、ブランド再生を促進することができる。また「経営改革のベストパートナー」は、ブランドがお客様に何をもたらすのか、お客様にとってどんな存在なのかを伝達することができる。

最後にロゴの色であるが、中央の「八」は青色を使用することにより「さわやかさ」「誠実」等のパーソナリティ属性を連想させ、○の赤色は「情熱」「成功」等の心理的ベネフィットを連想させることができる。

さらに上下の黒色の記述的・説得的情報を含めて全体にバランス良く構成することにより、自分自身のブランドを視覚的に伝達しお客様に記憶させることができる。

2.ブランド・エクイティ構築に向けて

上記の通り、自分自身のブランド要素を選択してミックスし、意味を共有し互いに強めあうようにマッチさせることができると考えられる。

そこで今後においても、これらのブランド要素がお客様の「高いレベルのブランド認知」と「強く・好ましく・ユニークなブランド連想」を構築し、お客様ベースのブランド・エクイティ拡大に向けた継続的な努力が必要である。

特にコンサルタントというサービスは、豊富な経験と成功実績が必要であり、サービスをお客様が経験しベネフィットを得ることでブランド・ロイヤルティが拡大し、コンサルの継続や他者への紹介を得ることができる。

さらに自分自身のブランド要素を効果的にミックしマッチさせることにより、特に「名前の認知」と「ブランド連想」を強化してブランド・エクイティ構築に向けて努力していきたい。

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