自分自身のブランド・マントラ

自分自身のブランド・マントラ

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今回、自分のブランドを確立しお客様にポジショニングするためには、自分のブランド・マントラがどうあるべきかを考えることにする。

ブランド・マントラを示すことは、ブランドが表すものをより明確にするためには有効である。ブランド・マントラはブランド・コンセプトと密接に関係し、ブランドの真髄を表現しており、ブランド・ポジショニングと同時に開発すべきである。

ブランド・マントラとは、ブランド・ポジショニングブランド価値についての本質を追求する短いフレーズのことである。

ブランド・マントラの目的は、組織内の従業員や外部のマーケティング・パートナーの全てが、ブランドによってお客様に表現している最も本質的なものを理解させ、それに従って行動を確実にすることである。

また良いブランド・マントラとは、ブランドのビジネス上のカテゴリーを定義しブランドの境界線を設定するものであり、効果的なブランド・マントラとは、記憶に残るもので短く・歯切れがよく・鮮明である必要がある。

そこで自分自身のブランドの場合、私の考えているブランド・ビジョンは「経営改革のベストパートナー」であり、ブランド・アイデンティティは「ITを戦略的に活用した経営改革コンサルタント」である。

そのため、このブランド・ビジョンやブランド・アイデンティティを明確に示すためのブランド・マントラは、以下の通りとしたい。

ブランド機能:「成功」

記述的制約 :「戦略的IT活用」

感情的制約 :「ベストパートナー」

まず「ブランド機能」は、製品やサービスの性質、もしくはブランドが提供する経験やベネフィットのタイプを記述したものである。

自分自身のブランドがお客様に提供するベネフィットは、ITコンサルというサービスを提供することにより、お客様の経営戦略を実現し収益拡大を達成することである。

「成功」は、このベネフィットに関係する抽象的な概念としての言葉である。

次に「記述的制約」は、ブランドの性質を明確にするために条件を絞り込む方法となるものである。

自分自身のブランドのパフォーマンスは、「戦略的IT活用」という機能によって経営改革を推進するものであり、他の人事や財務に関するコンサルではない。

特にITを戦略的に活用することは、IT導入という専門的カテゴリーだけではなく、ITに関連するサービスを対象としたライン拡張や経営戦略立案やマーケティング等へのカテゴリー拡張も連想させることができる。

最後に「感情的制約」は、ブランドが有するベネフィットの伝達方法に制限を加えるものであり、ブランドが果たす質的な特性やベネフィット及びその内容がどれくらい正確に伝達されるのかについて、詳細な描写や明確性を与える用語でないといけない。

自分自身のブランドの「ベストパートナー」は、お客様が経営改革を実施していく上で、一緒に苦労し成功に結び付けるパートナーであり、多くのコンサルタントの中でも最も信頼できる存在であることを意味している。

以上の通り、自分自身のブランド・マントラである「ベストパートナー」「戦略的IT活用」「成功」は、お客様の経営改革を推進し収益拡大に役立つというブランド価値の本質を追求するものであり、お客様の心にポジショニングできるもと考えている。

そして今後とも、私自身がブランド・マントラを常に意識して行動し、より多くの経験や成功実績を蓄積することによりブランド・エクイティ拡大に努めていきたい。

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