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今日、ある人とお話をしている中で、「サラリーマンとビジネスマン」の違いついての話題になりました。
その人は、「サラリーマンとビジネスマン」の違いを以下のように定義され、どちらになるのかは本人の意識次第とおっしゃっていました。
サラリーマンとビジネスマンの定義
サラリーマン:会社や組織に媚びへつらい、没個性で、無条件で従属している人達
ビジネスマン:自ら一個人としての考えや信念を持って、自分の仕事の世界を切り開いている人達(あるいは、切り開こうとしている人達)
サラリーマンからビジネスマンに変わるための意識
- ・没個性 → 自らのアイデンティティ確立
- ・会社や組織の奴隷 → 自分の信念と能力をテコに自らがイニシアティブ
- ・給料は支給されるもの → 給料は自分の提供する価値に見合う対価
同感でした。
自分が、アイデンティティをいかに身に着けるか。
そこから生まれる、「自分が本当にやりたいこと」を見つけて始める。
そうすれば、自分も変わり、所属している組織もいつかは変わるでしょう。
また、ビジネス(仕事)することが快楽となるためには、自分から能動的な姿勢で行動することが前提になると思います。
そして、自分の「向き不向き」や「潜在能力」をできるだけ冷静に見極め、小さなインパクトでもいいので、仕事を手掛け、実績を地道に積上げていくプロセスが確実な方法だと思います。
「快楽主義」と「享楽主義」
「快楽主義」と「享楽主義」は違うと思います。
快楽主義は、快楽を行動の目的あるいは道徳の原則とするもの、
享楽主義は、苦労を避け、できるだけ手抜きをして人生を楽しもうとすることです。
「現実原則」と「快楽原則」
また、精神病理学者のフロイトは「現実原則」と「快楽原則」を規定しました。
現実原則は、現実の要請にもとづいて欲求の満足を引き延ばしたり諦めたりする傾向
快楽原則は、不快なことを避け、快いことを手に入れようとする傾向
と規定しました。
すべての行動の根底には、精神的なエネルギーが存在していると思います。
知的好奇心を満たしたり、自分の存在意義を裏付けたりする達成感、新しい発見による知的興奮、そして心を揺さぶる情熱的感動などだと思います。
たまにカラオケに行くと、「サラリーマンは気楽な家業ときたもんだ(唄:植木等)」を歌います。
家族のため、給料をもらうために、(我慢して)組織に従う。
これも一つの人生ですが、本当にビジネスを楽しんでいるのか疑問です。
まして、人生の大部分の時間を会社で過ごしているわけなので、「ビジネス(仕事)をすることも快楽としたい」と思います。
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