BPMとは -概要とメリット-

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BPM(Business Process Management)を簡潔に言えば、以下のような表現になると思います。

  • ・業務の流れ(ビジネス・プロセス)を図式化して定義し、
  • ・それをシステムで解釈/実行することにより、
  • ・複数の業務にまたがる処理をスムーズかつ確実に実行する。

また欧米では、BAM(Business Activity Management)も含めて、BPMと称している人もいるようです。

BAMは、プロセスの実行結果を収集して、実際の作業時間、実行件数を測定し、その測定結果に基づいて業務を改善しようとするものです。

国内においても、このBPMに取り組んで効果をあげている企業も増えているようです。

その先進的な企業としては、アサヒビールやKDDI、日本テレコムなどが有名です。

 

近年、BPMが注目されている背景には、IT投資の回復や業務変化への迅速な対応などがありますが、なんといっても日本版SOX法の施行が近づいていることが大きいようです。

この日本版SOX法の業務統制では、ビジネス・プロセスの可視化が必須となっており、そのために業務の流れを再定義することにあるのでしょう。

しかし私は、単に業務を定義し文書化することではなく、業務変化へ迅速に対応し、結果として顧客提供価値を向上することに、BPMに取り組む意義があるのではないかと思います。

その視点で、BPMのメリットを考えると以下の通りになります。

  • ・複数の担当者が係わる作業を最大限自動化できる。
    =担当者が業務を覚えなくても良いので、人材のローテーションなどが柔軟に行える。
  • ・環境変化に対して、業務システムを柔軟に対応できる。
    =ビジネス・プロセスが変わってもアプリケーションを変更しなくてよい。
  • ・業務の品質レベルを維持できる。
    =担当者の属人的なノウハウに依存しなくてもすむ。

このBPMにおいては、日本は欧米に比べて数年遅れていると言われていますが、今年に入って「日本BPM協会」が設立され、本格的に推進されてくると期待しています。

また、ある調査によると、「ビジネス・プロセスの改善」が日本では2005年13位だったのに対し、2006年は7位に上がっており、注目されていていることがうかがえます。(ちなみに全世界では2年連続1位です)

発想としては以前のワークフロー管理と似ていますが、日本BPM協会によれば、
「ワークフロー製品は、伝票の承認などの限られた業務での利用が目的でしたが、BPMは全社レベルで複数の担当者及びシステムを束ねた形で扱う点で異なる。」
としています。

また、「業務改革の一連のサイクルをITを活用して迅速・継続的に実現していく」
と定義しています。

しかし、ちまたで言われているBPMは、良いことばかりなのでしょうか。

次回は、BPMが注目されている背景や機能について、もう少し詳しく書いてみたいと思います。

 

 

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