ハチャメチャな「母の日」

ハチャメチャな「母の日」

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今朝、いつもの様にダラダラと寝ていると、小1の娘に起こされた。

嫁が買い物に行っている間に、何やら内緒の話があるらしい。

「お父さん!今日は何の日か知ってるの。母の日よ!」

「何か用意してる?」

「あっ!」 そう、すっかり忘れていた。

小2の息子と娘は、相談して手紙を既に書いていた。

「もう、だらしないんだから!ほら、これに言うと通りに手紙を書きなさい。」

「それと、昼から3人で公園に行くことにして、花を買いに行くからね!」

と、娘が言う。

昼食を食べて、娘の目配せの合図で公園に行こうとすると、「公園に行くことにして、花を買いに行ってくるわ!」と息子がバラしてしまった。

「あっ!何でもない。何でもない。」

娘と私が顔を見合して、とぼけても遅かった。

見え見えで出かけ、花屋への往復の途中、娘は息子を責めていた。

それぞれカーネーション一束と手紙を渡し、嫁も喜んで受け取り大切そうに花瓶にいけていた。

何かよくわからない一日であった。

相変わらず、ハチャメチャな父子である。

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