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昨年8月に網膜剥離で1ケ月の緊急入院と2回の手術をした。
今日、定期検査を受けて、ほぼ完治しているそうだ。
視力も回復していた。
思えば約1年前、MBAのアサイメントと修士論文で徹夜続きの最中であった。
修士論文の指導をしてくださっていた教授、同級生やグループワークのメンバーには大変心配をかけた。
そして、会社の上司・先輩・後輩、何よりも家族に迷惑をかけた。
私の担当医は、私と同年代ながら「さすがプロ!」と、いつも思う。
診察や手術の手際よさ、簡潔・的確に病状を説明してくださる。
眼科医の中でも著名であるという評判もうなずける。
今日の診察では、研修医の方が5名同席されていた。
私に了解を申し出て頂き、昨年の初診時と術後、そして以降の病状写真を見せながら説明されていた。
そして、国内でも数台しかないらしい最新鋭の機器で、眼底の神経状況を撮影された。
そこで、思わず聞いてしまった。
「先生も大変ですよね。
次々に新しい医療機器が出て、操作を覚えないといけないでしょうから」
「いや、機器が多くの作業をしてくれるようになったので、むしろ楽になりましたよ。
以前は、眼底を撮影するのにも、焦点や角度を調整するのに苦労してましたし、その間患者さんに辛い思いをさせていましたからね。」
と、かるく返された。
一通りの診察が終わり、最後に一生懸命聞き入っている研修医に向かって、「現在の医療機器は刻々と進歩していて、今撮った映像も画面や印刷して即診ることができるようになりましたよね。
そこで大切なのは、病状を見極めて的確に治療する『皆さんの医者としての力』ですよ。」
さすがプロだ!
この方のような先輩のもとで、勉強できる彼らを羨ましく思った。
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