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今日、日銀から企業短期経済観測調査(短観)が発表された。
原油高・株価下落にもかかわらず、景気が着実に回復していることが確認されたとしている。
これでゼロ金利政策が解除されるかは、政府との調整次第だろう。
企業の景況感を示す業況判断指数(DI)が、
- ・大企業製造業で+21(3月調査に比べ1ポイント改善)、9月までの先行きも22と改善を見込んだ。
- ・大企業非製造業は+20(同2ポイント改善)で、先行きは21。
- ・中小企業製造業は+7(横這い)、中小企業非製造業は-6(同3ポイント改善)
2006年度の設備投資計画は、
- ・大企業全産業が、前年比11.6%増(バブル期1990年度以降の高水準)である。
- ・大企業製造業で、16.4%増(3月調査に比べ8.2ポイント上方修正)
- ・中堅・中小企業でも計画を上昇修正した。
今日、訪問した上場大企業製造業でも、業績が上向いてきているらしい。
2008年度の次期システム本稼動に向けて、検討プロジェクトがやっとスタートし、まずは社内各部門代表者で構想を議論されている。
現状にこだわらず、他社との連携やアウトソーシングも視野に入れて、次期業務プロセスを議論している。
IT部門からは、OSやネットワーク環境の先行き、ERPやRFIDの動向、さらにはサーバやシンクライアントなど、解決すべき悩みが出てきている。
企業競争力強化に向けて、経営戦略・業務プロセス・組織とITを融合させるため、いかにプロデュースしたらよいだろうか。
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