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近年、多くのアウトソーサーが「コンサルティング/アセスメントサービス」の強化やSOA/EAへの対応に積極的です。
これらのサービスや技術・手法は、
- ・委託企業にとって現在のITコストや課題を明確にし、
- ・経営戦略に基づいた「情報システムのあるべき姿」を構築しやすくなり、非常に有効であると考えています。
特にSOAやEAは、
- ・環境変化に対して、企業内の業務の再編成を迅速かつ柔軟に実施する際には有効であり、
- ・今後ネットワークアライアンス時代が活発化した際、様々な他企業との情報や業務の連携を迅速に実現することができます。
そのためには、企業内はもとより業種・業界をあげて連携基準の標準化とサービスレベルの確保に向けた取組みが必要になってきますが、アウトソーサーにとって重要なのは顧客に合ったサービスの提供です。
特にベストプラクティスに基づいた単一サービスではなく、業務自体や業務プロセス遂行を部品化し、顧客の経営戦略に合致する迅速かつ柔軟性のあるサービスを提供することが必要です。
SOA(Service-Oriented Architecture)
サービス指向アーキテクチャー
ビジネスプロセスの構成単位に合わせて構築・整理されたソフトウェア部品や機能を、ネットワーク上に公開し相互に連携させることにより、柔軟なエンタープライズ・システム、企業間ビジネスプロセス実行システムを構築しようというシステムアーキテクチャ。
EA(Enterprise Architecture)
企業等の組織構造と機能をある一定の考え方・方法で包括的に体系化・記述し、全体と構成要素の相互関係を明らかにし、その構造の背景にある基本理念・設計思想を含めて企業活動の全体最適を実現すために、論理的に整合性の取れた業務・組織・情報システムを運営していくための体系的な枠組み。
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資料作成時のBGMはバッハ(J.S.BACH)と長渕剛