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先日(2月6日)に政府は、「IT戦略の今後のあり方に関する専門調査会」の第1回会合を開催しました。
2011年までの緊急政策を4月中旬までに、2015年までの中長期戦略の骨子を6月下旬までに、IT新戦略「デジタルジャパン(仮称)」を策定する方針です。
目指す2015年頃の姿として、次の2つを現在掲げています。
- ・Dパワーであらゆる無駄を撲滅するデジタル・エコ社会
- ・Dパワーですべての市民・企業が元気になり、夢を実現できるデジタル成長社会
この専門調査会は、週明けの2月9日にパブリックコメントの募集を開始しました。
特に今回は、戦略案を策定するために、検討の初期段階から広く意見募集をしています。
実現に向けては、IT業界及びITを利用する企業の積極的な取組みも必要ですが、政府自身のIT人材育成と情報化推進体制の改革も必要かと思います。
次期IT戦略に沿って、政府自身の業務にITをどう活用していくのか。
その姿勢、本気度が問われることになると思います。
ちなみに、他国のITを活用した成長戦略は以下の通りです。
参照:「諸外国の動向~ 情報通信に係る戦略・政策~」
平成21年2月6日 内閣官房IT担当室
- ・アメリカ:米国再生・再投資計画(2009年1月発表)
[ビジョン]雇用創出と長期的成長の実現(6つの大項目中、2つがIT関連)
- ・イギリス:デジタルブリテン(2008年10月策定に着手、2009年春取りまとめ予定)
[ビジョン]ITによって金融危機に対応し、経済成長やグローバル市場での競争力を維持
- ・フランス:デジタルフランス(2008年10月発表)
[ビジョン]2012年までにGDPに占めるICTシェアを6%から12%へ倍増
- ・韓国:ニューIT戦略(2008年7月発表)
[ビジョン]ITの拡散を通した産業構造の先進化と社会問題の解決
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