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日曜日は、12月開催予定のセミナー企画を、ある支援団体の方と打合せしました。
中小企業が、実際にIT化を進める際の留意点、特にベンダー選定や付き合い方について、事例を交えてご紹介する予定です。
IT化計画を策定し、具体的にIT化を進める際
- ・大企業は、IT部門が主体となって、パッケージやベンダーを選定できます。
- ・しかし特に中小企業は、専任部門がなくIT担当が窓口となって対応します。
その結果、適切な選定ができず、導入後にトラブルが起こる場合があります。
中小企業の場合、過去からサポートしてもらっているベンダーに引き続き依頼する傾向が強いです。
これは、これまでの信頼関係の結果かもしれませんが、「自社が目指している計画を実現するためのIT化は、どれなのか」を、適切に評価できないからではないでしょうか。
ITは、技術変化が激しく、導入結果が事前に確認できないので、仕方ないかもしれません。
そのため企業側は、これまでサポートしてもらったベンダーであれば、「自社のことを十分に理解して、最適な提案をしてくれている」と、理由付ければ社内の納得を得ることは容易です。
一方ベンダー側は、本当に企業側のことを考えて、IT化提案しているのでしょうか。
ベンダーは、自社のパッケージや開発案件を受注したいという利害があります。
独立系ベンダーであっても、経験のあるパッケージや限られた情報の中から選択したパッケージを提案しているのが実態ではないでしょうか。
難しい問題ですが、一般論のセミナーにならないよう、これから準備していきたいと思います。
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