このページ内の目次
独SAPが9月19日(現地時間)、ERPパッケージの新製品を発表しました。
正式名「SAP Business ByDesign」(開発コード名「A1S」)です。
・対象:社員数が100~500人の中堅企業 ⇒ A-OneとB-Oneの中間層
・全8機能 :月額149ドル(約1万7,000円)25ユーザーから
・限定機能:月額54ドル( 約6,200円) 5ユーザーから
・日本でのサービス開始時期:未定
【詳細】
1.対象:社員数が100~500人の中堅企業 = A-OneとB-Oneの中間層に向けた製品
(参考)
「SAP All-in-One(A-One)」 :社員数500~2500人の企業向け
「SAP BusinessOne(B-One)」:社員数100人以下の企業を対象
2.特徴
- ・SAP自身がホスティングを手がけ、SaaSとして提供。
- ・ユーザーインタフェースなどを含め「イチから開発したまったくの新製品」
- ・動作基盤は、これまでのSAP製品と同様に、ミドルウエア群である「NetWeaver」を採用。
- 大企業向け「SAP ERP 6.0」と同様にSOAの考え方を取り入れ、各機能を柔軟に連携できる。
3.料金:1ユーザー当たり (1ドル=115円換算)
- ・全8機能:月額149ドル(約1万7000円)25ユーザーから
- ・「勤怠」「受注確認」の限定:月額54ドル(約6,200円)5ユーザーから
4.機能:8機能
- ・会計
- ・人事
- ・CRM(顧客情報管理)
- ・SCM(サプライチェーン・マネジメント)
- ・プロジェクト管理
- ・SRM(購買情報管理)
- ・CPM(コーポレート・パフォーマンス・マネジメント)
- ・コンプライアンス(法令順守)管理
5.サービス開始時期:日本は未定
- ・米国とドイツの一部顧客に提供中
- ・中国とフランス,英国での試験提供開始
- ・2008年中:オーストラリア,インド,イタリア,オランダ,北欧地域,南アフリカ,スペイン,カナダ,メキシコにも展開予定。
- ・2009年には対象地域をさらに拡大
関連記事
前へ
ERPのサービス化、システムの導入型からサービス化(SaaS化)への移行が加速
次へ
決断