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2010年が明け、新年のご挨拶もほとんど終わり、昨日はある支援団体様との打合せをしました。
3月に開催予定の「IT経営」に関するセミナーの概要を決めました。
「IT経営」がテーマでも、ITの事はほとんどお話していません。
これまでと同様に、IT化以前の課題として、
- ・自社の経営理念を整理し、
- ・今後も持続的発展をすべき戦略を明確にし、
- ・その実現手段の一つとして、「IT戦略」を企画する。
このプロセスの重要性と活用するフレームワークを、事例をご紹介しながらお話する予定です。
そこで次回は、戦略立案の視点をさらに充実していくつもりです。
追加するのは2つ、
「創発」と「リソース・ベース」の志向を加えたいと考えています。
これまでは、
- ・成長ベクトルやSWOT分析による「計画志向」
- ・5フォースやSBU(Strategic Business Unit)の「ポジショニング志向」
- ・上記2つを含めた戦略整理として、BSC(Balanced Scorecard)を活用した戦略マップ作成
という流れでした。
その中でも、
- ・日本企業の特長である現場改善活動の積み重ねを、戦略的に仕組む「創発志向」
- ・競争力の源泉としてのコアコンピタンスや経営資源を有効活用した「リソース・ベース志向」も、戦略立案と実践においては重要であることを触れてきました。
次回は、この2つの視点を、(できれば事例も含めて)もう少し具体的に体系立てて、ご説明していきたいと考えています。
これまでと同様、来場された方々からの厳しい質問がありそうですが、実践で苦労されている方々のご意見を聞きながら、内容の充実を図っていくつもりです。
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