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2009年は、IT業界にとっても厳しい年でした。
企業の投資抑制の影響で、IT投資も厳しく見直しを迫られる場面を多く経験しました。
逆に言うと、「これまで聖域とされたIT投資」へも「適切なITガバナンス」がなされてきていると考えています。
企業の回復基調もまだ時間がかかりそうな中、2010年度の税制改正では「情報基盤強化税制(年間653億円)」も廃止される見込みでもあり、IT業界にとっても引き続き厳しい年となりそうです。
その中、昨年12月30日に「新成長戦略(基本方針)」が、政府から発表されました。
この「新成長戦略(基本方針)」では、
戦略分野を6つ挙げられていますが、どの分野においてもIT業界が貢献できるものがありそうです。
この「新成長戦略」は需要サイド重視の国家戦略と言われていますが、その中でIT業界の役割は大きく2つあると考えます。
1.ITのメリットを需要サイドに提供する。
ITを活用することで、生産性の向上や付加価値の高いサービスを提供し、さらには新市場の創造につなげる。
2.業界として、「新成長戦略」を推進する。
インフラや環境問題などの課題解決に寄与する社会インフラ事業にビジネスをシフトする。
私の活動では大きなことはできないかもしれませんが、個別の企業や支援団体の方々に対し、「ITのメリットを提供する」ご支援を通して、貢献していきたいと考えています。
参考:新成長戦略(基本方針)
「新成長戦略(基本方針)」における6つの戦略分野
1.グリーン・イノベーションによる環境・エネルギー大国戦略
2.ライフ・イノベーションによる健康大国戦略
3.アジア経済戦略
4.観光立国・地域活性化戦略
5.科学・技術立国戦略
6.雇用・人事戦略
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