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ベンダー選定における評価項目
今日は、以前から次期IT化をお手伝いしている企業との打合せでした。
現状サポートしてもらっているITベンダーの他に3社から提案を受け、今後の詳細提案を依頼するベンダーの選定打合せに立ち会いました。
約2週間前に、業界内で実績のあるベンダーに対して説明会を開き、各社から提案を受け、各社の内容を評価シートに整理されたところです。
説明会は、以前に社内合意を得た「IT戦略企画書」に基づいて作成した提案依頼書(RFP)を説明するものでした。
提案依頼書の主な構成は以下の通りとし、今回は第一次選考の位置付けでした。
1.システムの概要
2.提案依頼手続き
3.提案依頼事項
4.開発体制と環境
5.保証要件
6.契約事項
7.その他
章立ては一般的な項目かもしれませんが、当初私がご提案した細目に対し、プロジェクトメンバーの方々が連日打合せをした結果まとめられたもので、皆さんの意気込みが現れていました。
評価項目には独自の指標や基準を補足
今回提案頂いたベンダーの方々も、誠意ある対応だったようです。
説明会から提案納期までの短い時間で、しかも次期システム化の業務も概要のみしか明らかにしていないにも関わらず、
- ・経験に基づく新たな課題定義や提案をされたベンダー
- ・業務に関する詳細を何度も確認されたベンダー
- ・要求どおり個別に開発する意向を強調されたベンダー
- ・パッケージの機能ばかりを説明されたベンダー
など、各社の取り組み姿勢も様々だったようです。
今回、RFP記述上の一部不備や手続き上の不手際等は反省としてあったものの、メンバーの方々は概ね満足されていました。
評価シートも、私がご提案した評価項目に加え、独自の指標や基準を補足されて、様々な視点でベンダー比較をされていました。
その結果、2社から詳細提案をして頂くことになりました。
そのためにも、これまで整理してきた「IT戦略やIT投資効果」「業務プロセスの現状と次期比較」「導入後の利活用」等、要求仕様を整理しなければなりません。
そして、今回の一次選考結果と今後の活動に関して、トップや現場関係者へも説明して意識を合わせをしておくことが必要です。
年末までプロジェクトメンバーの方々は大変だったでしょうが、これからも次期システム導入に向けてがんばって頂きたいと思います。
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