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ご存知の方も多いと思いますが、先日発表された中小企業白書に「中小企業によるITの活用」と称して、初めて章が設けられました。
また、6月には「IT経営協議会」が開催され、「IT経営憲章」も発表されました。
この様な国の動きを見ると、これまで以上に積極的な取組みを感じ、大いに歓迎(期待)しています。
具体的には、中小企業白書においては中小企業のIT活用事例が記述されており、IT経営協議会には民間企業のCEOやCIOも参加されて、これまでの「ITベンダー起点」から「ユーザ起点」になるきっかけとして期待しています。
しかし、実際に企業の方々とお話している私には、少しギャップを感じています。
上記の様な国の動きをご紹介しても、特に中小企業のトップの方々には認識も低く、なかなか理解して頂けていないケースが多く感じます。
それは、
- ・中小企業白書は、まだ総論的なものであり、
- ・IT経営協議会も参加企業の多くが大企業で、大企業色が強い
からではないかと思います。
「ITを戦略的に利活用して、企業競争力を高める」 = IT経営
特に中小企業の方々には、IT利活用以前に解決すべき様々な課題があり、ITだけで競争力を高められるとは思いません。
これらを考慮して、「国(支援団体)の取組み」と「企業の実際の取組み」の橋渡し、私もその一役を担えるよう努力していきたいと思います。
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