ヒアリングとインタビュー

ヒアリングとインタビュー

このページ内の目次

ヒアリングインタビューとは違うと思います。

様々な意見があると思いますが、私の理解は以下の通りです。

  • ヒアリングとは、相手の知っていることを聞き出し、正確に理解する。
    主体は、相手です。
  • インタビューとは、相手より広い範囲で質問し、新たな視点や気づきを引き出す。
    主体は、聞き手です。

そして、得られる情報はインタビュー能力次第だと思います。

よくシステムエンジニア(SE)が、「お客様の業務をヒアリングして、システムを開発する」と言います。

これは、「現状業務をプログラムに忠実に置き換える」という意味になると思います。

現在求められるのは、インタビューを通して「新たなビジネスモデル」を提案し、それをシステムで実現することではないでしょうか。

インタビューのポイント

そこで、私の考えるインタビューのポイントを、以下に整理します。

1.インタビューが全てを決定することを認識する。
  インタビューで出てこなかったことは、それ以降表れない。

2.インタビューは聞き手が主体であることを理解する。
  問題を解決しようとする強い意志を持つ。

3.マナーに注意する。
  場の雰囲気作り。服装や礼儀は勿論。

4.万全の体制と事前準備をする。
  知識(原理原則)と経験(応用の実績)を蓄積しておく。
  事前情報を入手しておく。

5.仮説を立てながらインタビューする。
  原因、改革・改善の可能性、レベル等を考慮する。

6.インタビュー結果を整理する。
  「意見=事実」ではない。意見を聞くのは事実を知るため。

これらを実行すれば十分ということではありませんが、せめて心がけたいものです。

さもなければ、ITベンダー(SIer)の市場価値はなくなると思います。

関係する記事(当グログ)

得られる情報はインタビュー能力次第
2008年9月26日 当グログ

トップに戻る

関連記事

前へ

ジョハリの窓とビジネス創造

次へ

これから楽しみな企業

Page Top