書籍 大富豪アニキの教え/兄貴(丸尾孝俊)(著)

書籍 大富豪アニキの教え/兄貴(丸尾孝俊)(著)

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大富豪アニキの教え

兄貴(丸尾孝俊)(著)
出版社:ダイヤモンド社(2012/6/22)

Amazon.co.jp:大富豪アニキの教え

バリ島に住む世界レベルのウルトラ大富豪アニキ、初出版!


「やばいで、オレ、人生を変える、とんでもない秘密を、バラしてもうたわ」
「この本はな、99%実話の物語なんや」

本書は、現地関連会社29社を所有し、現地人従業員は5300名を超え、自宅が25軒、東京ドーム170個分(800ヘクタール)の土地を所有する世界レベルのウルトラ大富豪・兄貴(丸尾孝俊氏)が、自身の経験から「人生を変える秘訣」について語った一冊です。

本書は、『いっちゃん(鈴木一郎)』の悩みや疑問に対して、兄貴が答えるという、対話(物語)風に進んでいきます。

普通のメーカーの営業の主任で独身31歳、年収295万円、自称ダメサラリーマンの『いっちゃん(鈴木一郎)』が、バリ島に住む兄貴を3度訪ねて聞いた「25の教え」を実践していき、人生の大逆転をはかります。

  • ・1度目の訪問では、相手を自分ごとのように大切にする心(つながり、ご縁、絆)、仕事で生き残る人の条件(義理、人情、職人技)などについて
  • ・2度目の訪問では、仕事への取り組み姿勢、お金を稼ぎ使うことの意義などについて
  • ・3度目の訪問では、生きる目的、親孝行や子育てに対する考え方、人としての生き方などについて

ヤバイで、オレ、ごっついええ話してもうたわ」とか「あ~これ、完全に間違いないで」と言いながら
『いっちゃん』の質問に、自身の経験や多くの著名人の例を交えて答えていきます。

タイトルからは、お金儲けの秘訣を書いた書籍のように思ってしまいそうですが、決してそれだけではありません。

社会人として、親として、子供として、そして人として
根底にある考え方や思想について語られている言葉から、自分の人生について考えるきっかけとなり、様々な教えを知ることだけではなく「続けること、継続する」ことの重要さを再認識させてくれる一冊でした。

【兄貴の教え21.生きる目的】からの引用:生まれてきた理由

そや、いうなれば、オレたちには、駅伝でいうところの「タスキ」なんや。リレーでいうところの「バトン」やな。
ようするにな、「次の世代の人たちに、伝えなければならない使命」があるんやて。

(略)

それはな・・・
自分が生まれている間に、自分のところでがんばってな、少しよくして次の世代にタスキをわたさなくてはいけないんや。

「やりよるな」「必死のパッチで」「余裕や」「完全に」「マジ、それ!」「さわやかな」「ボーボー」「調子ぶっこいて」「間違いないで」「バコーン」「炸裂・爆裂」・・・

関西口調で、非常にテンポよく、会話が繰り広げられています。
そして兄貴が話した内容を都度『いっちゃん』なりに整理して、分かりやすく表現されています。

そこには、

  • ・3歳で母親と離別し食べるものに困るほどの「極貧」時代を過ごすし、中学を卒業後「看板屋」に住み込みの「丁稚」として働き、運送会社や吉本興業(株)などを経て単身インドネシアのバリ島に渡り事業を開始。
  • ・多くのインドネシア人にお金を貸しているうちに「自分がほぼ無一文」になったが、奇跡の大逆転をして「不動産デベロッパー」として大成功。
  • ・現在は、地元の人々に、学校、病院、サッカー場などを寄付するだけでなく、道路の舗装、伝統芸能の楽団維持のための資金援助、52人の孤児の里親、困っている人には惜しみなく手を差し伸べている。

といった若いころの苦労を経て現在に至るまでに培った、兄貴の不屈の精神、怖いものを克服した勇気、時にはぶつかる力、エネルギーと行動力がにじみ出でいます。

ボリュームある本でしたが、兄貴ワールドに吸い込まれて、一気に読み込んでしまいました。

兄貴の教え

1.つながり・ご縁・絆:一番大切なのは、「相手を自分ごとのように大切にする心」

2.お金の使い方:相手のために、お金を使い続ける

3.童心:自分の「童心」を取り戻せ

4.会う:自分かた会いに行く

5.問題解決:最強の問題解決は、自分から会いに行くこと

6.泊まる:相手を自分の家に泊まらせる

7.信用:最初から「恥」をさらして、相手の信用をえる

8.失敗する:常に「失敗」と共にあることで成長する

9.仕事で生き残る人:仕事で生き残る人の条件は、義理と人情と職人技

10.本気:リミッターを外して、本気になる

11.仕事:仕事に思い入れている時間を、長くする

12.天職:儲かる仕事が優先。「天職」は1つの仕事を続ける中で見つかるもの

13.ご縁:「ご縁をつなぐこと(紹介)」に目を向けると、人生が変わる

14.ライバル:「五分と五分の実力を保つライバル」を持ち続ける

15.独立:独立する前に、独立後のお客さんを確保する

16.就職・転職:人が「一丸」となっている会社を選べ

17.お金:「お金」は稼げるだけ稼ぐ

18.稼ぐ:1日14時間以上働きまくる

19.「金」を持つ:100万円貯まるごとに「金」に換えてお金を増やせ

20.株:「人とのつながりが育まれない投資」はしない

21.生きる目的:生きる目的は、少しよくして次の世代につたえるため

22.親孝行:親に生きるエネルギーを与えることが親孝行

23.子育て:子育てで、もっともいけないのは「過保護」

24.親の行動:親がやっていることを、子供がやるようになる

25.人は鏡:「人は鏡」。相手の面倒を見れば、必ず帰ってくる

この2年間だけでも800人に、何度も、何度も、何度も、語ってこられた話が、本書『いっちゃん(鈴木一郎)』との会話に集約されています。

なお最近では、「兄貴に会うツアー」まで企画されているそうです。

自分の人生、将来に不安や疑問を抱いている方もいらっしゃるかもしれませんが、本書を読むだけでも、勇気が湧いてきます。

また、企業のビジネスリーダーの方々にとっても、トップとしての求心力や上司・部下との関係、さらには企業経営に至る極意といったものを垣間見ることができます。

さらに【兄貴の教え4.自分から会いに行く】にもありますが、
実際に兄貴に会って場を共にすることで、迫力を感じ、話を聞き対話し、想いを共有できれば、腹落ちし、自分のものとすることができると思います。

なお本書には、読者限定の無料プレゼント「アニキの未公開原稿・2話」の特典が付いています。
この内容も興味深いものでしたので、早めに申し込まれることをお薦めします。

【兄貴の教え25.人は鏡】からの引用(いっちゃんの整理)

そうか、「人は鏡」なんだ。
だから、たとえ面倒でも、いや、面倒だからこそ、相手の面倒を見ることで、なにかあったら、自分も面倒を見てもらえるわけだし、なにより、ちゃんと面倒を見れば、それ自体が楽しくなる。
そして、面倒を見ていく中で、「相手を自分ごとのように大切にする心」である「つながり・ご縁・絆」が育まれる。

参考

・本書の【プロローグ】から【第4話】までの概要紹介
 ダイヤモンド社 書籍オンライン

兄貴(丸尾隆俊)official web

・facebook:兄貴の個人アカウント

・facebook:兄貴(丸尾隆俊)の公式ファンページ

・Twitter:兄貴の個人アカウント

・Twitter:兄貴(丸尾隆俊)スタッフの呟き

兄貴(丸尾隆俊)関連:クロイワ・ショウ氏のサイト及び書籍

・公式サイト:出稼げば大富豪

・facebook:「出稼げば大富豪」の公式ファンページ

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