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退散せよ! 似非(エセ)コンサルタント
船井 幸雄 (著)
出版社:㈱李白社
コンサル人生50年、ついに本音を語った!
経営コンサルタントという言葉さえなかった時代に、一から「日本流の」経営コンサルタントの概念をつくりあげた著者が、本物のコンサルタントに必要な条件、絶対に失敗しない経営の真髄を本音で語っています。
欧米の戦略コンサルティングのようなフレームワークや手法の説明はありません。
大事にすべきものは「人間」
だから24時間、四六時中付き合える
クライアントのために死ねるか
など、コンサルティングに向けた「姿勢や志」など、長年の経験に裏打ちされた概念を知る上で参考になります。
整理された資料をプレゼンすることも必要でしょうが、クライアントのことを真剣に考える姿勢、その経験の積み重ねの大切さを再確認できました。
コンサルタントという職業が下に見られていた当時、従来の経営理論など何の役に立たないことに気づき、「クライアントのために死ぬ覚悟」で行きついた経営法が語られています。
まさに「クライアントとともに歩み続けた経営法」と言えます。
- ・企業のビジネススクールの関心が高い。
しかし実務経験の無い人に教えを受けても、ほとんど役に立たない。
- ・コンサルタントにMBAや博士号の資格はいらない。
- ・コンサルティングの基本は、
クライアントがしたくないことは言わない、強制しない。
この基本をはずして失敗するのは、若い優秀な人である。
経営者&コンサルタント&リーダー必読!
コンサルタント人生50年で身に付けた成功法則
1.基本的に正攻法しかやらない
2.理論以上に実務に強くなる
3.常にプラス発想を心がける
4.一日も早く働き続けることの楽しさに気づく
5.できる経験はなるべくしてみる
6.長所伸展の法則に徹する
7.24時間フル対応の覚悟で仕事をする
経営の真髄「経営の原理原則」
経営はあくまでも人間のすること
人間がする以上、自然の摂理に逆らってはいけない
人間として正しいあり方を踏み外してはならない
トップに必要な10カ条
1.命をかけて経営にあたり、全責任を自分でとれる人
2.バクチをしない人
3.取引先、知人、客を大切にし、彼らに仕事上で損を与えない人
4.株主、客、従業員をとことん大切にする人
5.会社を黒字にするために常に全力投球する人
6.本業にとって不要なことに投資しない人
7.プラス発想ができる人
8.勉強好きで、「時流」「真実」を掴めている人
9.儲けるのが上手い人
10.部下に上手に仕事を任せることができる人
成功の三条件:勉強好き、素直、プラス発想
優れた経営コンサルタントを目指す人は、「経験」と「仕事に取組む姿勢」
- ・多くの仕事をこなそうとする意欲を持ち続ける。
- ・常に真剣、親身に接し、相手の立場になって命がけで仕事に取組む
少し読めます:㈱李白社サイト
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