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「見える化」には、2つの側面があると考えています。
・業務の見える化 = 情報の水平統合
・経営の見える化 = 情報の垂直統合
「業務の見える化」は、発生する情報を業務間や部門間で連携して、全体の業務プロセスを効率的かつ効果的に実行することが目的です。
いわゆる、業務遂行レベルにおける「情報の水平統合」です。
一方「経営の見える化」は、業務遂行レベルから管理レベルや経営レベルの間で、双方向で情報を交換することが目的です。
いわゆる、レベル間における「情報の垂直統合」です。
そこで、IT化をすれば2つの側面の「見える化」ができるのでしょうか?
IT化をすれば、
- ・発生したデータは集計できますが、
- ・集計から見えてくる情報を、どの様に判断し行動するかは、見る人次第です。
- ・そもそも、どんなデータをどんな表現で入力するかも、人次第です。
「的確に状況が把握でき、適切な意志決定をするためには、どのポイントを管理すべきなのか」を考え、そのポイントをマネジメントするためにIT化を進めるべきです。
そのためには、業務プロセスを改革することも必要です。
そして情報として、的確に発信する力、視る(判断する)力
人の改革も必要です。
ITのインパクト ≫ ITで「見える化」できるのか?
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