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死の谷(valley of death デスバレー)
基礎研究により製品開発されたが、事業化に発展しない状態を言います。
その原因は、主に資金調達と言われますが、その他にも様々な経営資源の不足、法律や制度等の外的要因もあると考えます。
そして「死の谷」を越えても、次には「ダーウィンの海」が待ち構えています。
事業化や量産化されても、販売網や生産設備にコストがかかる上、既存の技術や製品(サービス)との市場競争で生き残らなければなりません。
しかし、ITで「死の谷」や「ダーウィンの海」をいっきに越えて、事業を拡大できる可能性もあります。
私の知人も、創業以来様々な課題を解決して、事業を拡大されています。
先日の資格団体の発表では、
- ・IT化をしたからと言って、売上(利益)が上がるわけではない。
- ・ITは、戦略を実現する一つの手段。
それを如何に活用するかは、各企業の戦略やレベルによる。
と提言しました。
イノベーションを「新技術の発明」に限らず、「新たなサービス創出」まで拡大して考えることもできます。
特に変化の激しい近年では、新たな技術やサービスをいかに早く普及させるかが重要になります。
素晴らしい技術やサービスを創造しても、普及が遅れると、すぐに二番手に追い越されてしまします。
素早く普及させて、他社に追従させない。
追いつかれる前に、次なる手を打つ。
そこで、素早く、しかもグローバルに普及させる手段として、ITが役立ちます。
さらに、製品がデジタル化できるもの、情報やサービスであれば、ITは強力な武器になります。
さらに、これまでのリアルビジネスを想定した市場戦略に対し、ITで「新たなビジネスモデル」を構築することもできます。
既存の技術や製品でひしめく海(市場)を、新たなビジネスモデルで泳いでいくこともできます。
ITのインパクト ≫ ITで「死の谷」を越えられるか?
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