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この国を出よ
大前 研一 (著)、柳井 正 (著)
出版社:小学館
誰が日本をダメにしたのか?
「ユニクロ」はなぜ世界へ出るのか?
そして、ビジネスマンや企業は、グローバル社会でどう戦えばいいのか?
熱きビジョンと不屈のスピリットを胸に、日本を出よ!
ジャングルで生き延びる知恵を身につければ、あなたたちの前途には洋々たる未来が広がっているのです。
本著は、緻密な調査と鋭い分析から「日本崩壊の危機」を訴え続けている大前研一氏、今やグローバル企業として躍進中の「ユニクロ」経営者であり、初めて政治について意見を発する柳井正氏が、今の日本、日本人、政治、企業について鋭い考察を繰り広げた一冊です。
「既にダメな日本はこのままでは崩壊する」と警鐘を鳴らし、「これからはグローバルに物事を考え、ビジネスをしていかなければならない」と説き、日本、企業経営、さらには個人としての「今後のあり方」を考えさせられます。
どのジャンルでもチャレンジしないで成功した企業はない。
そして、チャレンジには、必ずリスクがつきもです。
安定を求めて現状維持に汲々としたり、リスクを恐れて何もしなかったすることこそが一番の「リスク」なのです。
自分が主役となってやりたいことを力いっぱいやらなければ、人生の幕を閉じる時に後悔しても取り返しがつきません。
21世紀の教育の目的は、
どんなに新興経済国や途上国が追い上げてきても日本がメシを食べていける人材。
言い換えれば、答えがない世界でも果敢にチャレンジして世界のどこに放り出されても生き残っていける人材を生み出すことである。
自分の国にチャンスがなければ国外へ出る。
明治以来の3回の海外雄飛を経て、今の日本に求められるのは「4回目の海外雄飛」である。
世界という道場で武者修行を重ね、どこにいてもリーダーシップを発揮できる力をつけておけば、再び日本にチャンスの風が吹いた時に、帰国して今の日本を根本から変え、復活させる原動力になるに違いない。
現在の日本の現状について勉強されている方や大前氏の著書を読んだ方には、既知の論考かもしれませんが、柳井氏が加わり「経営者の視点」から提言することにより、内容に迫力が増しています。
世界の中での日本、企業経営、そして個人として、
現在、そして今後、何をすべきか改めて考えることができました。
目次
【第1章】現状分析:絶望的状況なのに能天気な日本人
【第2章】政治家と完了の罪:誰がこの国をダメにしたのか?
【第3章】企業と個人の失敗:変化を嫌う若者だらけの国を「日本病」と呼ぶ
【第4章】ビジネスマンの稼ぐ力
「理想の仕事」探しより「自分で食える」人間になれ
【第5章】企業の稼ぐ力
21世紀のビジネスに「ホーム」も「アウェー」もない
【第6章】国家の稼ぐ力
日本再生のための「経営改革案」を提示する
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