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迷路の外には何がある?(Out of the Maze)
スペンサー・ジョンソン(著)、門田 美鈴(翻訳)
出版社:扶桑社 (2019/2/27)
Amazon.co.jp:迷路の外には何がある?
明日からあなただ変わる人生寓話!
人生の変化に、怖がらず適応するための"迷路脱出法"!
日本で400万部、全世界で累計2800万部突破、Amazon史上最大の大ベストセラー『チーズはどこへ消えた?』待望の続編登場
アメリカ・ビジネス界のカリスマが、死を前に書き記した傑作!
世界中の老若男女、誰もが“幸せになれる"、最後のメッセージ!
本書は、大ベストセラー『チーズはどこへ消えた?』待望の続編として、アメリカ・ビジネス界のカリスマである著者が、自らの死を前に書き記した傑作です。
『チーズはどこへ消えた?』では語られなかった閉塞した状況を打破し、世界の変化に対応するための「6つの絶対法則」、人生と仕事の変化に適応する道を示していますので、究極の迷路「脱出」思考法として大変参考になります。
本書は、もともとの物語『チーズはどこへ消えた?』の概要を紹介し、その後、起こったこととして「新しい物語」が展開され、最後にディスカッションが繰り広げられています。
そして、巻末には、著者が病気の最終段階にあってしたためた手紙が紹介され、本書に描かれている行動原則を信奉していた様子をうかがうことができます。
『チーズはどこへ消えた?』は、そもそも著者スペンサー・ジョンソン自身が人生の苦難に対処するために書かれたものでした。
その後このささやかな寓話を人々に伝え、それが人々の人生と仕事においてどれほど助けになったかを知り、この物語を小さな本にしたのです。
(中略)
『チーズはどこへ消えた?』は、人生と仕事における変化に適応する道を示しました。
本書『迷路の外には何がある?』は、あなたがその道に踏み出し、変化に適応し、かつあなたの運命をも変えるためのツールを与えてくれるものです。
『チーズはどこへ消えた?』と『迷路の外には何がある?』
チーズはどこへ消えた?
『チーズはどこへ消えた?』は、自分の人生を変える方法についての深遠な真実を提供するシンプルな話しでした。
ある遠い国に、二匹のネズミ「スニック」「スカリー」と、二人の小人「ヘム」「ホー」が、迷路で一緒に暮らしていた。
ある日、二匹と二人はチーズ・ステーションCの通路の端で、好みのチーズを見つけ、毎日そこに行ってチーズをたくさん食べていたが、ある日チーズがなくなっていた。
二匹のネズミ「スニック」「スカリー」はすぐさま新しいチーズを探しに出かけ、二人の小人「ヘム」「ホー」は呆然と立ち尽くしていた。
しばらくして、ホーは変化に対処してチーズを探しに出かけたが、ヘムは迷路にとどまることを選択した。
「チーズ」と「迷路」が意味するところ
「チーズ」は、仕事や人間関係、お金や所有、健康や平和など、人生で欲しいものを表しています。
「迷路」は、自分が「チーズ」を見つけて楽しむことを困難にしている状況を表しています。
『迷路の外には何がある?』では、ヘムと新しい友達の「ホープ」が経験する新たな旅が繰り広げられ、既成概念にとらわれないで行動したことにより、多くのことを得る様子が綴られています。
従来通りの考え方をしていては、新しいチーズは見つからない。
信念とは、あなたが真実だと信じる考えのことである。
古い信念は、あなたを囚人にしかねない。
あなたの足を引っ張る信念がある。あなたを向上させる信念もある。
あなたは、考えを変えることができる「新しい信念」を選びとることができる。
あなたとあなたの信念はイコールではない。あなたは自分の信念を選ぶことができる。
もし可能だと確信したら、あなたは何をする?
あなたが信じられることに限界はない。
あるかどうかわからなくても、あると信じなければならないときもある。
自分が考えたことを、すべて信じる必要はない。
迷路から抜け出す方法
1.あなたの信念に気づこう。
信念とは、あなたが真実だと信じる考えのことである。
2.あなたが考えたことすべてを信じてはいけない。
「事実」は、あなたの物の見方にすぎないときもある。
3.役に立たないことは捨て去ろう。
古い荷物を持って、新しい探索に乗り出すことはできない。
4.迷路の外に目を向けよう。
ありそうにないことも考慮してみよう ―― 不可能なことも検討してみよう。
5.新しい信念を得よう。
あなたが考えを変えても、あなたはあなたである。
6.あなたが信じることに限界はない。
あなたは自分が考えるよりずっと多くのことをおこない、経験し、楽しむことができる。
彼が何より望んだことは、単に英知を書きあらわすだけでなく、人々に人生を好転させる実用的なツールを提供し、そうすることによって、世界をより健全で、より幸福で、より豊かさに満ちた場所にする手助けをすることだったのである。
まとめ(私見)
本書は、自分の信念を持つ力、自分の行動とその結果が及ぼす効果を理解することができる一冊です。
新しい友達「ホープ」に出あった小人「ヘム」の変化や発見を自分に当てはめて読んでいくと、自身が直面している「迷路の謎」を解いていくうえで参考となります。
まさしくヘムがそうだったよね?
迷路をくまなく歩きまわり、解決策をみつけようとした。
だが、彼が始めるべきところは、迷路の中にはなかった。彼自身の頭の中にあった。
きみが『迷路を抜け出せ』と言ったとき、わかったんだ
― ぼくが抜け出せないでいる迷路は、自分の仕事でもなく、会社でもなく、業界でもない。自分自身の仕事の仕方だ。
ぼくが抜け出さなくてはならない迷路?
それは自分自身の思考なんだと思う。
本書は、小人の「ヘム」と新しい友達「ホープ」が経験する新たな旅を、短い寓話として描かれています。
考え方の視点や解決策などの具体的な手法やフレームワークを記述しているわけではありませんが、二人が繰り広げる思考は大変参考になります。
本書から得られる洞察は、自分の仕事や人生の変化に適応する道を示してくれる一冊です。
本書の構成
『迷路の外には何がある?』について
まえがき
セミナー シカゴにて
もともとの物語『チーズはどこへ消えた?』
新しい物語
その後、起こったことは……
ディスカッション
あとがき
謝辞
参考
関係する書籍
チーズはどこへ消えた?(Who Moved My Cheese)
スペンサー・ジョンソン(著)、門田 美鈴(翻訳)
出版社:扶桑社; 21刷版 (2000/11/27)
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迷路の外には何がある?(Out of the Maze)
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