世界タブレット出荷台数の2021年1Qは前年比55.2%増、コロナ禍での需要が続き2013年3Q以来の高伸長

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現地時間2021年4月29日に「2021年1Q(1~3月期)の世界タブレット出荷台数とシェア」が、IDCより発表されましたので概要を整理します。

2021年1Qの世界タブレット出荷台数とシェア

 

更新
 2021年05月11日 関連情報:国内の「2020年暦年 タブレット端末出荷台数」を発表(MM総研)
 2021年04月30日

 

IDC発表によると、従来型タブレットと2in1デバイスの両方を対象にした2021年1Q(1~3月期)の世界の出荷台数は、前年同期(2020年1Q)の2,570万台に対して1,420万台(55.2%)増の3,990万台となっています。

前年同期との比較では、56.9%成長した2013年第3四半期以降の高い伸びを記録しました。

新型コロナウィルス感染症(COVID-19)により、在宅勤務や教育関係の需要は続くと見込んでいます。

前年同期に対する世界の出荷台数は、トップ5ベンダー全てが前年同期を上回り、前年同期に対する伸び率ではLenovoが138.1%(220万台)増、Amazonが143.0%(210万台)増と大きく伸びましたが、出荷台数ベースではAppleが500万台増、Samsungが300万台増の伸びとなっています。

また、Chromebookが教育市場で、特に米国、西ヨーロッパ、最近では日本市場を中心に、タブレットに取って代わっているようです。

Chromebookは、低価格であるもののクラウドサービスとの連携が必要なことに加え、競合するノートPCやタブレットも依然として存在感を維持しているため、全ての地域で主力になるにまで至っていません。

 

IDCでは、従来型のタブレット「スレート型」とキーボード着脱式2in1「デタッチャブル型」の2つに分けて分析しています。

「スレート型」は2014年をピークとして減少に転じ、この傾向は今後も続くと予測しており、一方の「デタッチャブル型」は、市場の盛り上がりを牽引すると期待されています。

「デタッチャブル型」は、生産性や柔軟性など、使いやすさ重視への需要が高まっており、ノートPCとすみ分けしているだけでなく、一部ではノートPCの代わりのデバイスとして購入したことも貢献しています。

 

この様な状況の中で、2021年1Qにおけるトップ5ベンダーの顔ぶれ、順位ともに2020年4Qと変わっていません。

Appleは、前年同期比64.3%(500万台)増の1,270万台と依然トップを独走しており、2位はSamsungで、同60.8%(300万台)増の800万台となっています。

なお、2020年1Q及び2021年1Qともに、Huaweiが売却したHonorの数値は含まれていません。

過去の推移との比較において、Honorを含めたHuaweiの数値は、2020年1Qは300万台(シェア11.8%)、2021年1Qは270万台(シェア6.8%)となります。

 

2021年1Q(1~3月期)のベンダー別出荷台数とシェア

2021年1Q(1~3月期)の世界のタブレット出荷台数及びシェアの概要は、以下の通りです。

タブレット全体の出荷台数は、前年同期に対し1,420万台(55.2%)増の3,990万台となりました。

上位5社のベンダーの顔ぶれは変わらず、全ベンダーが前年同期に対して増加しました。

Appleがシェア31.7%、出荷台数は前年同期に対して64.3%増の1,270万台で依然トップを維持し、2位がSamsungで同60.8%増の800万台、3位がLenovoで同138.1%増の380万台、4位がAmazonで同143.0%増の350万台、5位がHuaweiで同1.7%増の270万台で続いています。

 

世界タブレット、ベンダー別出荷台数の推移

2021年1Q(1~3月期)の出荷台数は、以下の通りとなっています。

2021年1Qの世界タブレット出荷台数

ベンダー今期前年同期増減数増減率
1位 Apple 1,270万台 770万台 500万台 64.3%
2位 Samsung 800万台 500万台 300万台 60.8%
3位 Lenovo 380万台 160万台 220万台 138.1%
4位 Amazon 350万台 140万台 210万台 143.0%
5位 Huawei 270万台 270万台 微増 1.7%
全体 3,990万台 2,570万台 1,420万台 55.2%

 

1位はAppleで、1,270万台(前年同期に対し64.3%増、前年同期770万台)

2位のSamsungで、800万台(同60.8%増、同500万台)

3位はLenovoで、380万台(同138.1%増、同160万台)

4位はAmazonで、350万台(同143.0%増、同140万台)

5位はHuaweiで、270万台(同1.7%増、同270万台)
Honor含めると、270万台(同9.2%減、同300万台)

 

世界のタブレット、ベンダー別シェア推移

2021年1Q(1~3月期)のシェアは、以下の通りとなっています。

2021年1Qの世界タブレットのシェア

ベンダー今期前年同期増減
1位 Apple 31.7% 30.0% 1.7
2位 Samsung 20.0% 19.3% 0.7
3位 Lenovo 9.4% 6.1% 3.3
4位 Amazon 8.7% 5.6% 3.1
5位 Huawei 6.8% 10.4% △3.6

 

1位はAppleで、31.7%(前年同期に対し1.7ポイント増、前年同期30.0%)

2位のSamsungで、20.0%(同0.7ポイント増、同19.3%)

3位はLenovoで、9.4%(同3.3ポイント増、同6.1%)

4位はAmazonで、8.7%(同3.1ポイント増、同5.6%)

5位はHuaweiで、6.8%(同3.6ポイント減、同10.4%))
Honor含めると、6.8%(同。5.0ポイント減、同11.8%)

 

参考:世界Chromebook、ベンダー別出荷台数とシェア
ベンダー2020年1Q2021年1Q増減率
出荷台数シェア出荷台数シェア
1位 HP 440万台 33.5% 60万台 20.9% 633.9%
2位 Lenovo 330万台 25.6% 70万台 25.6% 356.2%
3位 Acer 190万台 14.5% 80万台 26.4% 150.9%
4位 Dell 150万台 11.3% 30万台 12.1% 327.1%
5位 Samsung 100万台 8.0% 20万台 6.1% 496.0%
全体 1,300万台 100.0% 280万台 100.0% 357.1%

 

参考

Tablet and Chromebook Shipments Continue to Surge During the First Quarter, According to IDC
29 Apr 2021

 

関連情報(当サイト)

世界のタブレット出荷台数の2020年4Qは19.5%増
2021年2月3日

2020年4Qの世界タブレット出荷台数とシェア

 

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