2024年 おすすめタブレットの比較
2023年に発売されたAndroidおよびiOS搭載タブレットの10インチクラス10モデルを整理

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2023年に発売されたAndroidおよびiOS搭載タブレットの10インチクラスの一般向けモデルについて、主なスペックを整理します。

このクラスでは、Amazon「Fire HD 10」およびOPPO「OPPO Pad Air」の後継モデルの他に、Samsungが「Galaxy Tab S6 Lite」、Lenovoが「Lenovo Tab B10 3rd Gen」と「Lenovo Tab K10」を追加し、2023年6月に設立したアイワマーケティングジャパン㈱が「aiwa tab AB10L」と「aiwa tab AS10(6)」を発売しました。

一方、このクラスに展開しているメーカーでは、NECは「LAVIE Tab T10（T1055/EAS）」、Appleは「iPad 第10世代」と「iPad Air 第5世代」、Lenovoは「Lenovo Tab M10シリーズ」、FFFは「FFF-TAB10B1」と「FFF-TAB10B0」など、2022年展開モデルを継続販売しています。

このサイズを展開しているメーカーは限定されてきましたが、コストパフォーマンスを追求したモデルと、美しい映像と臨場感のあるサウンドによるホームエンターテイメントを実現するモデルとの二極化する中で、それぞれのメーカーが独自の特徴を活かしたモデルを展開しています。

昨年に発売された10インチクラスの主なモデル

単位　CPU：GHz、画面：インチ、最小モデルの税別価格：円

メーカー別の展開モデル

10インチクラスの一般向けモデルには、解像度（1280x800）と解像度（1920x1200）、高解像度（2000x1200）の大きく3つに分類できます。

解像度（1280x800）も低価格モデルとして展開されていますが、2023年の主流は解像度（1920x1200）以上のモデルとなっています。

コストパフォーマンスを重視したAmazon「Fire HD 10」の他、Lenovoの10.1インチ「Lenovo Tab B10 3rd Gen」と10.3インチ「Lenovo Tab K10」、音響専門エンジニアがチューニングした「aiwa tab AS10(6)」、ペン対応のSamsung「Galaxy Tab S6 Lite」、独自のOSでユーザー体験を向上したOPPO「OPPO Pad Air」が、ホームエンターテイメント用としての選択となりそうです。

一方、NECやApple、FFFやHuaweiなどは2022年モデルを継続販売していますので、メーカーの信頼性や充実したサポートなどを考慮すると、選択の対象となります。

Amazonは、2023年10月に10.1インチ「Fire HD 10」「Fire HD 10 キッズモデル」を発売しました。

• ・CPUに8コアプロセッサーを搭載してFire HD 10（第11世代）よりも約25％パフォーマンスを改善し、10.1インチ 230万画素（1920 x 1200）液晶ディスプレイを採用しています。

• ・強化アルミノシリケートガラスと丈夫なデザインで安心して持ち運びでき、落下テストでの耐久性は Apple iPad 10.9 (第10世代)の約4倍としています。

• ・さらに別売で、Made for Amazon認定スタイラスペン（4,980円）の他、Amazon純正カバー（5,980円）や保護フィルム（2,480円）などを用意しています。

アイワマーケティングジャパン㈱は、JENESIS㈱が90％とアイワ㈱が10％の出資により2023年6月に設立した会社で、2023年7月に10.1インチSIMフリータブレット「aiwa tab AB10L」、2023年9月に10.1インチ「aiwa tab AS10(6)」を発売しました。

• ・「aiwa tab AS10(6)」は、Mediatek MT8788 オクタコアCPUに、6GBメモリと128GBストレージ、10.1インチ（解像度1920x1200）IPSディスプレイを搭載して、動画鑑賞やweb会議も1台で対応できるモデルです。

• ・Widevine L1対応に加え、音響は専門のエンジニアがチューニングして、臨場感ある動画を楽しめ、GPSに加えGLONASS/Galileo/QZSS（みちびき）にも対応し、衛星測位も充実しています。

• ・「aiwa tab AB10L」は、コストパフォーマンスに優れた10.1インチSIMフリータブレットです。

Lenovoは、2023年5月に10.1インチ「Lenovo Tab B10 3rd Gen」と10.3インチ バッテリーレス「Lenovo Tab K10」を、2023年10月にソフトバンクが10.6インチ「Lenovo TAB7」を発売しました。

• ・「Lenovo Tab B10 3rd Gen」は、CPUにUnisoc T610 プロセッサーを採用し、メモリ3GB/ストレージ32GB、10.1インチ（1920x1200）など最低限のスペックを搭載した低価格モデルです。

• ・Dolby Atmosを搭載し、迫力の上質サウンドで、どこでも臨場感あふれるエンターテインメントを楽しめる他、目に優しいアイプロテクション技術を採用して眼精疲労やブルーライトカットに配慮した独自のアイケアモードや、Googleキッズスペースも搭載しています。

• ・ソフトバンクが発売した10.6インチ「Lenovo TAB7」は、CPUにSnapdragon 695（SM6375）プロセッサーを採用し、10.6インチ大画面とDolby Atmosの包み込むような多次元サウンドが臨場感を生み出し、水まわりでも安心の生活防水（IPX3）と防塵（IP5X）に対応、顔認証を搭載するなど、さまざまな生活シーンで利用できるモデルです。

Samsungは、2023年6月に10.4インチ「Galaxy Tab S6 Lite」、2023年10月に10.9インチ「Galaxy Tab S9 FE」を発売しました。

• ・「Galaxy Tab S6 Lite」は、Sペンを付属して、お絵描き、学習、ゲームなど、さまざまな場面で使用でき、デュアルスピーカーからの迫力のある3Dサウンドでプライベートシアターとして楽しめるタブレットです。

• ・「Galaxy Tab S9 FE」は、CPUにExynos 1380を採用し、IP68規格 Sペン (BLE O) を同梱、IP68規格の防水防塵に対応したモデルです。

• ・プロレベルのメモを取ることができ、Sペンがシームレスに使えるように最適化された「Samsung Notes」や「Goodnotes」を搭載し、実際に紙の上に書いているような書き心地を体験できます。

Googleは、2023年6月に10.95インチ「Google Pixel Tablet」を発売しました。

• ・CPUは、Google Pixel専用にGoogleが開発したGoogle Tensor G2を初めて採用したタブレットで、高速でスムーズなストリーミング、高画質のビデオ通話、より正確な音声入力、分割画面でのマルチタスクなどの機能を実現します。

• ・没入感のあるディスプレイは10.95インチ LCD 解像度2560x1600で、画面全体でエンターテイメントを堪能できます。

• ・Chromecastを搭載した初めてのタブレットで、数回タップするだけでスマートフォンからホルダーにセットしたタブレットに音楽や動画をキャストできます。

他モデルでは、2023年6月にOrbicが10.1インチ「TAB10R 4G」、2023年6月にオウガ・ジャパン㈱がColorOS 12搭載の10.3インチ「OPPO Pad Air」、2023年7月にSB C&S㈱（ソフトバンクグループ）が10.95インチ「TCL TAB 11」を展開しました。

• ・Orbicの10.1インチ「TAB10R 4G」
  4Gモデム対応やIP65防水・Mil-STD 810相当、樹脂製のバンパー（枠）で衝撃を緩和する他、耐スクラッチガラスの丈夫なディスプレイは付属のスタイラスペンに対応し、高耐久・防水性能ですので、工事現場などの外での使用や教育現場での使用に適したモデルです。

• ・オウガ・ジャパン㈱の10.3インチ「OPPO Pad Air」
  2022年9月に国内向けに初めて展開したタブレットの後継モデルで、OPPO独自の背面加工技術「OPPO Glow」は繊細な輝きとつい触れたくなるサラサラとした高い質感で汚れや指紋がつきにくく、高性能ディスプレイとクアッドステレオスピーカーで、高画質・高音質でより多くの動画や音楽を、日常のあらゆるシーンで楽しめるモデルです。

• ・SB C&S㈱の10.95インチ「TCL TAB 11」
  解像度 2K（2000x1200）の10.95インチディスプレイは、TCLがテレビで培った独自の高画質技術「NXTVISION」を搭載し、色の再現性を高め、鮮やかでキレイな画質を実現し、PCに接続してセカンドディスプレイとして使用できる「拡張モード」なども搭載しています。

なお、NECやApple、FFFやHuaweiなどの主なメーカーは、2022年展開モデルを継続販売しています。

• ・NECは、2022年8月に10.1インチ「LAVIE Tab T10 T1055/EAS」、2022年11月に10.61インチ「LAVIE Tab T10 T1075/EAS」を展開して継続販売しています。
  なお、2023年1月に11.2インチ有機EL搭載クリエイティブモデル「LAVIE Tab T11（T1195/FAS）」、5月に9.0インチ「LAVIE Tab T9」と8.0インチ「LAVIE Tab T8」を展開しています。

• ・Appleは、10.2インチから10.9インチに拡大した「iPad 第10世代」を2022年10月に、10.9インチ「iPad Air 第5世代」を3月に展開したモデルを継続販売しています。

• ・FFFは、2022年12月に展開した10.1インチ「FFF-TAB10B1」と「FFF-TAB10B0」を継続販売しています。

• ・Huaweiは、2022年7月に10.4インチ「MatePad」、2022年12月に10.4インチ「MatePad SE 10.4」を展開して継続販売しています。

• ・Xiaomiは、2022年10月に展開した10.61インチ「Redmi Pad」を継続販売していますが、11.0インチモデルとして2023年7月に少し世代の古いCPUを採用した「Xiaomi Pad 6」、2023年10月にスペックを抑えた高コストパフォーマンスのエントリーモデル「Redmi Pad SE」を展開しています。

主なスペックの比較（10.1インチ）

主なスペックの比較（10インチクラス）

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