2023年 おすすめタブレットの比較
2022年に発売されたAndroidおよびiOS搭載タブレットの10インチクラス11モデルを整理

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　2023年01月01日

2022年に発売されたAndroidおよびiOS搭載タブレットの10インチクラスの一般向けモデルについて、主なスペックを整理します。

このクラスでは、NEC「LAVIE Tabシリーズ」やFFF「FFF-TAB10シリーズ」およびJENESIS「JA2-TBA10シリーズ」の後継モデルの他に、独自OSを搭載したHuawei「MatePadシリーズ」やOPPO「OPPO Pad Air」およびXiaomi「Redmi Pad」が発売されました。

一方Appleは、2021年9月発売の10.2インチ「iPad 第9世代」の後継モデルを2022年10月に発売しましたが、10.9インチに大型化したため小型モデルは8.3インチ「iPad mini 第6世代」のみとなりました。

このサイズを展開しているメーカーは限定されてきましたが、継続販売しているAmazon「Fire HD 10」を含めたコストパフォーマンスを追求したモデルと、美しい映像と臨場感のあるサウンドによるホームエンターテイメントを実現するモデルとの二極化する中で、それぞれのメーカーが独自の特徴を活かしたモデルを展開しています。

昨年に発売された10インチクラスの主なモデル

単位　CPU：GHz、画面：インチ、最小モデルの税別価格：円

メーカー別の展開モデル

10インチクラスの一般向けモデルには、解像度（1280x800）と解像度（1920x1200）、高解像度（2000x1200）の大きく3つに分類できます。

解像度（1280x800）も低価格モデルとして展開されていますが、10.3インチ以上のサイズで高解像度（2000x1200）の魅力的なモデルが発売されました。

コストパフォーマンスを重視したAmazonを含めたFFFやJENESISは初心者や2台目用として、10.3以上の高解像度ディスプレイにサウンドを充実させたNECの他、独自のOSを搭載したOPPOやHuaweiおよびXiaomiがホームエンターテイメント用としての選択となりそうです。

なおAppleは、2021年9月発売の10.2インチ「iPad 第9世代」の後継モデルとして、2022年10月に「iPad 第10世代」を発売しましたが、10.9インチに大型化しましたので、改めて11インチクラスのモデルと比較します。

NECは、2022年8月に10.1インチ「LAVIE Tab T10 T1055/EAS」、2022年11月に10.61インチ「LAVIE Tab T10 T1075/EAS」を展開しました。

• ・10.1インチ「LAVIE Tab T10 T1055/EAS」は、CPUに8コアプロセッサー、10.1インチ高解像度ワイドディスプレイを搭載し、Dolby Atmos対応スピーカーにより美しい映像と臨場感のあるサウンドを再現する、ファミリー利用や入門機としてのスタンダードモデルです。

• ・10.61インチ「LAVIE Tab T10 T1075/EAS」は、「LAVIE Tab T10 T1055/EAS」の上位モデルの位置づけで、CPUに8コアプロセッサー、高解像度ワイドディスプレイを搭載し、Dolby Atmos対応スピーカーにより美しい映像と臨場感のあるサウンドを再現する、高性能ホームエンターテイメントタブレットです。

FFFは、2022年1月に10.1インチ「FFF-TAB10A1」と2022年2月に「FFF-TAB10A0」を投入し、その後継モデルとして2022年12月に「FFF-TAB10B1」と「FFF-TAB10B0」を展開しました。

• ・10.1インチ「FFF-TAB10B1」は、CPUに4コアプロセッサーを搭載し、日常に溶け込む多彩な利用シーンを想定した、家族みんなが使いやすいハイコストパフォーマンスを実現したエントリーモデルです。。

• ・10.1インチ「FFF-TAB10B0」は「FFF-TAB10B1」の下位モデルで、基本的なスペックは「FFF-TAB10B1」と同等ですが、OSをAndroid 12 Go editionに、メモリを2GBにした他、無線LANやBluetoothのスペックを抑えて低価格を実現しています。

JENESISは、「aiwaデジタル」シリーズの第一弾となるモデルとして、2022年9月に10.1インチ「JA2-TBA1002」と10.36インチ「JA2-TBA1001」を展開しました。

• ・10.1インチ「JA2-TBA1002」は、コストパフォーマンスとスペックのバランスを追求し、様々なビジネスユースからパーソナルユースにも最適なモデルです。

• ・10.36インチ「JA2-TBA1001」は、IP65防水防塵対応のタフさに加え、スタイリッシュなボディで、ビジネスとエンターテインメントに利用できるフラッグシップモデルです。

• ・両モデルともにGPSに加え、より高精度な測位が可能となるQZSS（みちびき）にも対応しています。

Huaweiは、2022年7月に10.4インチ「MatePad」、2022年12月に10.4インチ「MatePad SE 10.4」を展開しました。

• ・10.4インチ「MatePad」は、従来モデルからアウトカメラを13.0MPへ、ストレージを128GBへ強化し、2000x1200の解像度にテュフ ラインランド社の低ブルーライト認証とフリッカーフリー認証も取得して、ブルーライトや気になるちらつきを軽減しています。

• ・10.4インチ「MatePad SE 10.4」は、デュアルスピーカーに独自技術による立体音響効果で臨場感ある動画を楽しむことができ、CPUに8コアプロセッサーを採用してゲームもスムーズにプレイ可能で、エンターテイメントを家族で楽しめるモデルです。

• ・なお独自OSの「HarmonyOS」は、マルチタスク機能に加え、独自のアプリストアからアプリをインストールする形でAndroidアプリのAPKも対応でき、より柔軟性が向上し、整然としたレイアウトで大画面をフル活用することができます。

独自のOSを搭載した他のモデルでは、2022年9月にOPPOが10.3インチ「OPPO Pad Air」、2022年10月にXiaomiが10.61インチ「Redmi Pad」を展開しました。

• ・OPPOの10.3インチ「OPPO Pad Air」は、国内向け製品としては初めてとなるタブレットで、CPUに8コアプロセッサーにDolby Atmos対応の4スピーカーを搭載し、独自OSの「ColorOS 12」は自分好みに様々な機能をカスタマイズすることができ、ユーザー体験がさらに充実します。

• ・Xiaomiの10.61インチ「Redmi Pad」は、Redmiブランド初となるタブレットで、CPUに8コアプロセッサーにAndroid 12ベースの独自OSのMIUI 13、90Hz駆動の10.61インチディスプレイ（Dolby Atmos対応）や4スピーカーなどを搭載して、長時間のゲーム、映画鑑賞、動画撮影を存分に楽しむことができるモデルです。

Amazonは、2021年4月発売の10.1インチ「Fire HD 10」「Fire HD 10 キッズモデル」「Fire HD 10 Plus」を継続発売しています。

• ・従来モデルからメモリを増量し、ディスプレイの輝度とコントラスト比を高めている他、背面カメラを500万画素に、microSDカードの最大容量を1TBに強化しています。

• ・「Fire HD 10 Plus」は、基本スペックは「Fire HD 10」と同等ですが、メモリを4GBに増量し、ワイヤレス充電規格「Qi」に対応し、9Wの高速充電器が付属しています。

主なスペックの比較（10.1インチ）

主なスペックの比較（10インチクラス）

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2021年発売のAndroid及びiOS搭載タブレットの10インチ前後9モデル