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先日は、ある企業の会長(創業者)と社長(御子息)と話しをしました。
これからご支援させて頂くに当っての意見交換です。
創業から現在に至るまで、「企業の成長段階において」様々な課題を乗り越えてきた事やこれからの方向性について、お二人の熱い想いをお聞きすることができました。
創業者の現会長は、技術者から若くして独立し、独自技術をコアに様々な分野に事業を展開され、3年前の60歳で御子息に継承されました。
以降、40歳の現社長(御子息)が新たに事業を展開し、会長はそれを影から支援されています。
企業の成長には4つの段階があり、その段階に移行するためには3つの壁を乗り越える必要があると、私は考えています。
起業段階:創業~売上30億円程度
創業の理念を全社員が理解し、事業が軌道に乗り始めている。
課題:事業化に向けた経営資源を整備する。
成長段階:売上30~50億円程度
市場でポジショニングでき、事業が拡大している。
課題:事業が拡大する中、組織的な企業運営を実施する。
企業化段階:売上50~100億円程度
様々な事業拡大とともに、事業別に組織も拡大している。
課題:成長段階で分散した経営資源を再整備し、効率的に活用する。
発展段階:売上100億円~
事業や経営資源を再編成し、さらに拡大している。
課題:経営資源を有効(戦略的)に活用し、合理的な経営を推進する。
各段階の売上規模は、私がこれまで関係した企業の傾向であり、合理的な根拠はありません。
企業の置かれている環境により、様々だと考えています。
そしてIT関連企業は、少し違うと考えていますので、機会があれば考察していきます。
今回、お二人とお話しをして、経営に対する理念、今後の想いがよく理解できましたし、社員の方々にも十分浸透しているように感じました。
今後の「発展段階」に向けた壁を乗り越えるため、「情報システムの再構築」の面からご支援させて頂くつもりです。
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