先日(現地2013年6月10日)、アップルの「WWDC2013」が開催されました。
開催前から「新しいiPhoneやiPadが発表される」という噂もありましたが、今回「iOS 7」や「OS X(Mavericks)」、「Mac Pro」や「MacBook Air」などの新製品が発表されました。
しかし、新製品の発表以上に「アップルの精神」に関わるメッセージが込められていたと感じました。
Apple「WWDC」は、毎年5,000人を超えるアップルの開発者が世界中から集まるイベントで、毎回多くの驚くべき製品を発表してきました。
今年は会場を6,000人規模に拡張したにも関わらず、チケットは一瞬で売り切れてしまうほどの人気ぶりだったようです。
今回は「新しいiPhoneやiPadの発表」に期待が大きかったのか、「アップルの動きが鈍ってきた」「勢いが衰えてきた」などの印象を持った人もいるかもしれませんが、今回の「WWDC2013」にはアップルの根底にある精神を改めて見ることができたと考えています。
アップルは、今やスマートフォンやタブレット市場において圧倒的なシェアを持ち、時価総額世界一の企業になりました。
そして、今回発表した数値もすばらしい実績です。
- ・App Storeのアプリケーション:90万本
iPadに最適化されたものだけでも37万5,000本
- ・ダウンロード数:500億(2013年5月)を達成
- ・開発者たちの利益:100億ドルを突破
Keynoteは今回で2回目となるCEOティム・クック氏。
本来、事業を継承することは難しいことです。
しかも前任が偉大な経営者スティーブ・ジョブス氏となれば、後任には莫大なプレッシャーがかかっているはずです。
Designed by Apple in California.
このメッセージには、CEOティム・クック氏の意志を感じます。
また、1997年にスティーブ・ジョブス氏がアップルに復帰後発信した「Think different.」に通じるものがあります。
あるいは、様々な機能や形態の端末を展開しているAndroid陣営に対し、「アップルの精神」をもう一度明らかにしたのかもしれません。
CEOティム・クック氏率いるアップル、今後の動向が楽しみです。
参考
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2013年1月9日 当サイト
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