先日、ドイツの調査会社research2guidanceの発表によると、今年2011年8月にAndroid MarketがApp Storeを追い越すと予想しています。
あくまでも、現在のアプリケーションの登録数が現状と同様の勢いで推移する仮定で、8月には42万5000になり、App Storeを登録数で上回ると予測しています。
ちなみに2011年4月の新規登録件数は、
- ・Android Marketが2万8000件に対し、
- ・App Storeは1万1000件と大きく差が開いているようです。
後述のApp Storeの分析会社Distimoが発表したレポートでも、AndroidがApp Storeを登録件数で追い越すのは2011年7月末と予想しています。
しかし、登録件数だけでプラットフォームを評価すべきでないことは明らかです。
規模が大きくなれば、リーチしてもらえる確率も減るし、有効なアプリケーションが多く登録されているとは限りません。
玉石混合のアプリケーションが登録されている中、ユーザとデベロッパーの両者にとって魅力あるマーケットを構築・運営していくかが課題となります。
- ・自然に任せてダウンロード件数の上位に信頼性を見出すのか
- ・誰かが評価してくれる任意のプラットフォームに委ねるのか
ユーザ側の見解は、分かれるところではないでしょうか。
research2guidanceに先立ち、App Storeの分析会社Distimoもプラットフォーム別のアプリケーション登録状況をまとめています。
レポートによれば、2011年3月時点で
- ・提供されている無料アプリケーションの本数は、
Android Market :134,342本
iPhone向けApp Store:121,845本
- ・有料アプリケーション本数は、Android MarketはiPhone用のApp Storeの3分の1
- ・iPhone向けApp Storeは依然最大の規模であるが、他と比べると成長率が低下
- ・iPad向けのApp Storeは3月も12%の伸びで、アプリケーション本数は75,755本
(内、34,120本がiPadのみを対象)
- ・iOS全体では、アプリケーション本数は367,334本
参考
・Android Market will become the biggest mobile content platform
in the world by August 2011(2011.5.5 research2guidance)
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