世界のタブレット出荷台数、2016年3Qも対前期引き続き減少も2Qからは増加、「スレート型」伸び悩み

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現地時間2016年10月31日に「2016年3Q(7~9月期)の世界タブレット出荷台数」が、IDCより発表されましたので概要を整理します。

Tabletshipmentsmarketshare2016_3q

更新
 2017年02月04日 関連情報:世界のタブレット2016年4Qと年間の出荷台数とシェア、引き続き減少
 2016年11月23日 関連情報:Galaxy Note 7騒動の後でも、Android全体のシェアが伸びる
 2016年11月03日

IDC発表によると、従来型タブレットと2-in-1デバイスの両方を対象にした2016年3Qの世界の出荷台数は、2015年3Qの5,050万台に対して750万台(14.7%)減の4,300万台となっています。

メーカーの製品ラインナップの見直しや、ユーザーの新規端末購入見送りなどにより、前年同期に対して引き続き減少しています。

しかし今回の3Qは、大手メーカーが年末商戦に向けて準備を整えたことなどにより、出荷台数は2Qの3,870万台に対して増加しています。

上位5位までのベンダー別の対前年同期では、1位のApple(6.2%減)と2位のSamsung(19.3%減)及び4位のLenovo(10.8%減)が減少したのに対し、319.9%と大きく飛躍して3位となったAmazon、5位のHuaweiも28.4%増と今期も増加を維持しています。

IDCの発表では、従来型のタブレット「スレート型」とキーボード着脱式2-in-1「デタッチャブル型」の2つに分けて分析していますが、現在の出荷台数の大半が「スレート型」であるものの伸び悩んでいる一方、200ドル以下の低価格「デタッチャブル型」は過去最高の伸びだったとしています。

 

2016年3Q(7~9月期)のベンダー別出荷台数とシェア

2016年3Q(7~9月期)の世界のタブレット出荷台数及びシェアの概要は、以下の通りです。

タブレット全体の出荷台数は、前年同期に対し750万台(14.7%)減の4,300万台となりましたが、2016年2Qからは430万台増加しています。

シェアは、Appleは21.5%と依然トップを維持しましたが、2位Samsungの15.1%とともに減少しています。

一方、シェア7.3%で3位Amazonと同5.6%の5位Huaweiは、低価格タブレットを中心に展開して増加しています。

 

世界タブレット、ベンダー別出荷台数の推移

2016年3Qの出荷台数は、以下の通りとなっています。

Tabletvendorsshipments2016_3q

ベンダー今期前年同期増減数増減率
1位 Apple 930万台 990万台 △60万台 △6.2%
2位 Samsung 650万台 810万台 △160万台 △19.3%
3位 Amazon 310万台 80万台 230万台 319.9%
4位 Lenovo 270万台 310万台 △40万台 △10.8%
5位 Huawei 240万台 190万台 50万台 28.4%
全体 4,300万台 5,050万台 △750万台 △14.7%

2016年3Qの世界出荷台数の全体は、前年同期750万台(14.7%)減の4,300万台(2015年3Qは5,050万台)となっています。

ベンダー別では、

Appleの出荷台数は930万台(前年度同期990万台:60万台減、6.2%減)

  • ・9.7インチ「iPad Pro」の販売に力を入れているが、同社出荷台数の3分の2以上は「iPad Air」と「iPad mini」が占めています。
  • ・しかし、高価格帯の「iPad Pro」が寄与し、Appleの売上高は横ばいにとどまっているとしています。

Samsungは650万台(同810万台:160万台減、19.3%減)

  • ・スマートフォン「Galaxy Note7」のリコール問題で厳しい状況にあるものの、今のところタブレットへの影響は出ていないようです。
  • ・またスレート型の依存度が高く出荷台数が大幅に減少しており、デタッチャブル型「Galaxy TabPro S」を2016年に市場投入したものの、価格競争力が低いことなどから他社に後れを取っているとしています。

Amazonは310万台(同80万台:230万台増、319.9%増)

  • ・低価格タブレット「Fire」を大規模セール「Prime Day(7月実施)」で多数販売したことにより、2Qに続き大幅増となっています。
    (2015年3Qには、Fireを含む6型タブレット製品含まず)
  • ・また、9月に発売した「Fire HD 8」も、年末商戦で好調に売れるだろうと予想しています。

Lenovoは270万台(同310万台:40万台減、10.8%減)

  • ・日本を除くアジア/太平洋に加え、欧州、中東、アフリカ(EMEA)と出荷を維持しましたが、全体では減少しています。
  • ・「YOGA BOOK(日本での発売は9月)」は、市場で高評価を得ているようですが、IDCではPCとして集計しているようです。

Huaweiは240万台(同190万台:50万台増、28.4%増)

  • ・スマートフォン市場でのブランドは、タブレット市場でも認知を得ており、アジア、欧州、中東、アフリカ市場での存在感は強いようです。
  • ・また、他社と同等の価格でセルラー(LTE)搭載モデルを提供しているのも、非常に強い価値提案であるとしています。

 

世界のタブレット、ベンダー別シェア推移

2016年3Qのシェアは、以下の通りとなっています。

Tabletvendorsshare2016_3q

ベンダー今期前年同期増減
1位 Apple 21.5% 19.6% 1.9
2位 Samsung 15.1% 16.0% △0.9
3位 Amazon 7.3% 1.5% 5.8
4位 Lenovo 6.3% 6.0% 0.3
5位 Huawei 5.6% 3.7% 1.9

Appleは依然トップを維持しており、前年同期に対し1.9ポイント増の21.5%(前年同期19.6%)

2位のSamsungは、同0.9ポイント減の15.1%(同16.0%)

3位にAmazonが入り、同5.8ポイント増の7.3%(同1.5%)

4位はLenovoで、同0.3ポイント増の6.3%(同6.0%)

5位はHuaweiで、同1.9ポイント増の5.6%(同3.7%)

 

参考

Low-Cost Detachables and Slates in the Lead as Tablet Market Slump Persists in the Third Quarter, According to IDC
31 Oct 2016 IDC

 

他サイトの関連情報

Galaxy Note 7騒動の後でもAppleではなく、Android全体のシェアが伸びる
2016年11月22日 ASCII.jp

 

関連情報(当サイト)

世界のタブレット出荷台数、2016年2Qも年間も対前年同期で減少
2016年8月7日

Tabletshipmentsmarketshare2016_2q

 

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