iOSとAndroidのバージョン別シェア
更新 2015年11月25日
先日、AppleとGoogleからバージョン別のシェアが発表されましたので、概要を整理します。
発表によると、全デバイスに対する最新バージョン「iOS 9」のシェアは67%、対するAndroidの最もシェアが高いのは旧バージョン「4.4(KitKat)」で37.8%となっています。
今回発表された結果は、iOSが2015年11月16日までの5日間、Androidは11月2日までの7日間で、ほぼ同じタイミングで調査されたものです。
- ・iOSは、最新OS「iOS 9」が全体の67%(「iOS 8」は24%)を占めているのに対し、
- ・Androidは、以下の状況となっています。
- バージョン4.4(KitKat)が37.8%
- バージョン4.1.X~4.3(Jelly Bean)が29.0%
- バージョン5.0~5.1(Lollipop)が25.6%
iOSとAndroidのデバイス内シェア
「iOS 9」が67%(「iOS 8」は24%)
- ・「iOS 9」は、2015年9月16日にリリースされてすぐに、「iOS 9.0.1」「iOS 9.0.2」と更新し、10月22日には「iOS 9.1」がリリースされました。
- ・「iOS 9」は、新規発売の「iPad mini 4」「iPad Pro」の他、以下の従来モデルも無償でバージョンアップされます。
- 「iPad」シリーズ
iPad 2 / iPad(第3世代) / iPad(第4世代)、iPad Air / Air 2、iPad mini / mini 2 / mini 3 - 「iPhone」シリーズ
iPhone 6s / 6s Plus、iPhone 4s / 5 / 5c / 6 / 6 Plus - 「iPod touch」シリーズ
iPod touch(第5世代)
- 「iPad」シリーズ
- ・このような状況から、iOSは従来と同様に新バージョンへの移行が順調に進んでいるようです。
「Android 4.4(KitKat)」が37.8%
- ・最新バージョンのAndroid 6.0(Marshmallow)は、2015年10月5日にリリースされましたが、全体の中のシェアは0.3%にとどまっています。
- ・新端末「Nexus 6P」と「Nexus 5X」に標準搭載された他、OEMによるアップデートのリリースで、6.0(Marshmallow)のシェアが緩やかに上昇しているように見受けられます。
- ・直前のバージョンAndroid 5.0(Lollipop)は、2014年11月のリリースから2ヶ月経っても0.1%を超えず、シェア10%を超えるまでには6ヶ月かかっていますので、6.0(Marshmallow)の出だしはよいと見てもいいのかもしれません。
- ・しかし、Androidの特徴である従来バージョンが依然としてシェアが高い状況です。
- 2013年10月リリースの4.4(KitKat)が37.8%で最大
- 2012年6月リリースの4.1.X~4.3(Jelly Bean)が29.0%
- 2015年10月リリースの5.0~5.1(Lollipop)が25.6%
iOSとAndroidとでは、展開の戦略が違いますので一概に比較すことはできませんが、iOSは依然として統制された展開を進めながら、最新バージョンへの移行を図っているように感じます。
一方Androidは、個別のアプリケーションを柔軟に開発することができますが、旧バージョンが存在するリスクは従来と変わらない状況です。
参考
App Store - Support - Apple Developer
Android Developers Platform Versions
関連する情報(当サイト)
iOSとAndroidのバージョン別シェア(2013年12月)、iOS7は74%、Android「Jelly Bean」は54.5%
2013年12月7日
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